羞恥小説講座 -羞恥描写について-


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  〜羞恥描写について〜


 いざ衆目に裸を晒す何かしらのシチュエーションを書いたとして、他に肝心なのはヒロインの恥じらいを示す心理描写となります。

 これにはどのような表現がありえるのか。
 ポイントは三つ。

 ・仕草
 ・表情
 ・心の声



 【仕草】

 男の視線が、じーっと乳房に向いてくる。見られたくないので、腕をクロスして隠そうとする。アソコを手の平で覆っている。などなど、隠そうとする挙動がまずありえるでしょう。見られるのが嫌であればあるほど、隠している手には力が入り、強張って、筋肉が震えるほどになることもあるはずです。

 また、隠してんじゃねーよと脅かされ、きちんと晒していなければならない状況があるとしましょう。

 この場合は隠したいけど隠せないので、手足の挙動もそのようになるはずです。腕を胸元に動かしかけるが、泣く泣く両腕をちゃんと下ろす。脚を閉じたいけど閉じるわけにはいかないので、半開きの微妙な感じになってしまう。

 絶対に見せたくない相手に裸を見せるのは悔しいし屈辱のはずなので、拳に力が入るあまりに手の平に爪が食い込むということもある。

 こうした手や指や足の挙動を描写すれば、そのヒロインの羞恥心が伝わります。



 【表情】

 真っ赤に染まりあがるのは言うまでもありませんが、この染まり具合の描写で羞恥レベルに強弱をつけることが可能です。頬がほんのり朱色という程度なら、まだしも普通に冷静でいられるでしょうが、耳の先まで完全に染まりあがり、首から上が茹タコと化していたらどうでしょう。頭の中はさすがにパニックレベルになっているかもしれません。

 目、唇、頬に関しても重要で、まぶたを思いっきり閉じたり、頬を強張らせたり、唇を内側に丸め込んでいるなどと書くのも有効です。

 さらにシチュエーションしだいによっては、自分の裸を見て調子に乗っている男が気に入らなければ、静かに睨み返す目つきになるかもしれない。

 気弱な女の子が仕方なく脱いだのなら、全てを諦めきった表情で俯いているかもしれない。  前を見ているのか、横を向いているのかも、心の中身を現す意味では重要です。



 【心の声】

 これはもう言うまでもありませんね。

 「こ、こんな大勢の前で脱ぐなんて……!」
 「こんな奴に裸を見せるだなんて……!」
 「みんなが見てる……私のアソコ…………」
 「こんなに恥ずかしいだなんて…………」

 気が強ければ、どいつもこいつもジロジロ見やがってという反応もあるでしょうし、気弱な子なら今にも泣き出しそうな震えた声になっているはず。

 心の声とはいいましたが、普通に台詞として出すのも有効ですね。




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