羞恥小説講座 -羞恥におけるキャラクターの書き分け-


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  〜羞恥におけるキャラクターの書き分け〜


 同じ恥ずかしがる反応でも、キャラクターの性格によって違いが出ます。

 仮に集団の前でのストリップを想定してみましょう。



 【強気なツンデレ】

 「ふ、ふん! 見たけりゃ見ればいいじゃない!」
 「別に恥ずかしいわけないし……」
 「そんなジロジロ見て、そんなに女の子の裸が恥ずかしいわけ?」

 どこか強がっているような感じが前面に出て、本当は恥ずかしいのを我慢して気丈に振る舞うのではないでしょうか。



 【ひたすら羞恥心の強い内気な乙女】

 (こ、こんなところで脱ぐなんて……できない…………)
 (みんなに見られてる……脱ぐなんて初めてだったのに……大勢に…………)

 悲劇に耐える感じ、悲しい感じが出るように思います。



 【強気だけどいざとなると……】

 (くっ! こんなの大したことないじゃない……)
 (たかが馬鹿どもに、ちょっとくらい見せたって減りはしない)
 (なのにどうして私はなかなか脱げないの?)

 羞恥を前に服を脱ごうとする手が止まり、自分の心の弱さに対する心境が描写されるといったパターンも大いにあり。



 【ポーカーフェイス】

 何人に見られても問題なしと無表情を装って、外側からは羞恥心が伺えないが、心の中には激しい恥じらいの炎が燃えている。それがだんだんと表に出れば出るほど、少しずつ、ほんの少しずつ無表情は崩れていき、初めはなんともなかった顔もいつの間にか染まっている。



 もちろん、全てはほんの一例です。

 重要なのは、ただ恥じらうだけのシーンでもキャラクターの書き分けが可能だという事実で、これについてはステータスで考えることもできるでしょう。

 羞恥レベル(高ければ高いほど羞恥心が強い)
 精神力(高いほどどんな出来事にも耐えられる)

 という考え方をするとして――。

 羞恥レベルMAX、精神力0という条件の子なら、衆人環視の前で全裸だなんて、簡単に心が折れて泣くなり喚くなりするでしょう。しゃがみ込んだり逃げ出したりといったことになるかと思います。

 羞恥レベルMAX、精神力MAXなら?

 パンツを見られるだけで恥ずかしさ悶死するけど、同時に悲劇に耐える精神力も持ち合わせるから、結果としては今にも頭がどうにかなりかねない羞恥を必死に堪え耐え抜く。

 羞恥レベルが低い、ある程度なら普通に見せてくれる女の子なら、途中までは「これくらい余裕余裕」と脱いでき、「この先はさすがにな……」と、パンツやブラを脱ぐ辺りで躊躇う。

 では見せなれている理由は何か。彼氏がいてHもしているから大丈夫なのか、モデルをやって人の視線には慣れっこなのか。逆に羞恥心が強いのは、ロクに彼氏がいなくて手を繋いだ経験すらないからか。と、キャラクターごとに考えていけば、恥じらいの書き分けも面白くなってきます。

 ノリの良い子が仲間内でふざけてパンツを見せるなら、もう少しコミカルな恥じらいになるでしょうし、 彼氏の前で脱ぐのは甘い恥じらい、脅迫による脱衣は辛い恥じらいと、シチュエーションによる違いも大きく関わる。

 この辺りも含めて意識して、恥じらいを書き分けましょう。




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