エトはズッチーに騙される


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 *アニメ第7話より

     †

 ゲースゲスゲスゲス!
 やってやるゲスねぇ?

     †

 暗黒バトラーのズッチーは、初めから羊の十二神皇を狙っていた。ヨクと駿太を閉じ込めるための罠を張り、一番弱いメイにバトルを仕掛ける目論見だが、ズッチーがしでかしたのはそれだけではなかった。
 時間はしばし遡り、「もしもし、お嬢さん」と、聞き込み調査を行うエトとキノトを呼び止める。
「十二神皇をお探しのようですね。そのことでちょっとお話が」
「もしかして、何か情報があるのですか?」
「ただし、情報はタダではありません。ちょっとばかしですね。アッシにいい思いをさせてくれたら、知っていることを全てお話しましょう」
「いい思い、ですか?」
「ゲースゲスゲス。賢い女性のあなたなら、あっしの言いたいことがおわかりでしょう?」
 世界の命運を賭けるエトならば、手段を選んではいられまい。
 情報をダシにすれば、きっと引っかかるはずだとズッチーは踏んでいた。
「……そんな下賎な! エト様、これはどう考えても怪しいです」
 明らかに警戒したのはキノトの方で、侍女の言葉にエトも迷う素振りを見せ始める。
「ですが、貴重な情報です」
「し、しかし! エト様!」
「私がお話してみますので、キノトはここで待っていてくれませんか?」
「エト様……」
 どこか納得していない、不安そうな顔のキノトと、優しく諭すように微笑むエト。
「そうと決まればお嬢さん。あちらで交渉致しましょう。ゲスゲス」
「わかりました。では参りましょう」
 ズッチーはこのようにして、人目につかない袋小路へエトを誘った。
 ここまで来てしまえばこちらのものだ。
(ゲースゲス。並み居る下っ端と変わらぬアッシでは、こんな美しい女とヤれるチャンスはそうそうありませんでデスからねぇ?)
 舐め尽すような視線でエトの肉体を品定めして、どんなことをしようか想像する。胸は平らだが顔は最高。十二神皇に仕える純潔の巫女というのも得点が高い。
「このような手で女性を手篭めにしようとするのは、人としていかがなものかと思います」
「ゲス?」
「考え直して下さい。あなたは本当にそれでいいのですか?」
(なんだ説教でゲスか……)
 てっきり、既にOKなのかと思っていたズッチーは、エトのこの態度を面倒に思うが、ならば泣き落としに出ればよいと作戦を切り替える。
「申し訳ありませんでゲス! 申し訳ありませんでゲス!」
 ズッチーは即座に膝をつき、大げさなまでの土下座で額を地面に擦り付けた。
「や、やめて下さい!」
「アッシだってわかっているでゲス。だけど童貞なんでゲス! 他にどうお嬢さん方と接すればいいのかわからないんでゲス!」
「ですが――」
「変わりたいんでゲス! きっかけさえあれば変われる気がするんでゲス!」
 相手に考える暇は与えない。
 何か言おうとするたびに、こちらの声で全てを遮ってしまうのだ。
「顔を上げて下さい……!」
「そうはいきませんでゲス! アッシはとんだクズでございやす! 土下座くらい当然でゲス! それどころか死んだ方がいいゲス!」
「何もそこまでは……」
「いいえ! そんなことはありません! 死ぬでゲス! もう今日中に死ぬでゲス!」
「し、死ぬだなんて――」
「飛び降りるでゲス! それか首でも吊るゲス!」
 こうして、次から次へと喚いてやり、まともに思考させてやらないのが、相手を自分の都合の良い状況へ導く詐欺の手口だ。
(ゲスゲス。こうやってだまくらかすためとも気づかず、申し訳なさそうな顔をしていやがるでゲス)
「……あの、すみません。少し言い過ぎました」
 ここだ。これがチャンスだ。
 エトがズッチーに対して、謝るような素振りを見せるや否や、さらなる追撃にシフトする。
「ところでアッシは傷つきました」
 ズッチーは突如として顔を上げ、一変して相手を責め立てる目つきでエトを見る。
「は、はい」
「この心の傷はどう致しましょう。それに情報を差し上げる話でしたが、何分このような下賤の者は、色々と日々の生活が大変でしてね。やはりタダというわけには参りません」
「ですが……」
「ええ、もちろん体を差し出せとは言いません。しかし、アッシの心の傷と、情報と、それにお嬢さんがアッシにきっかけを下さる話はどうなるのでしょう」
 支払うべきものを積み上げて、どんどんプレッシャーを与えていく。
「きっかけですか? そんな話は……」
 エトはもう、ズッチーの押しの強さに追い詰められ、もう普通の判断ができないはず。あと一押しでエトは言いなりになる。その感触がズッチーにはわかる。
「いえいえ、あなたしかおりません。あなたのような高貴なお心の持ち主ならば、きっとアッシの小汚い心を綺麗にできます」
「しかし、いきなり言われましても、どうすれば……」
「そうでゲスね。何か良い出来事でもあれば、アッシも自信をつけて、もっとまともで明るい人間としてやっていける気がするのでゲスが……」
 ズッチーは露骨に視線をやり、あくまでも判断はエトに委ねた。
「そ、そちらの望みを教えて下さい」
「いえいえ、何か良いことがあればいいのでゲス。そう難しくはないでしょう?」
「しかし……」
「ほらほら、何か思いつくはずでしょう?」
 いや、思いつかないのだ。思いつかない人間に対して、思いつけと迫っている。そうしてエトを焦らせて、焦るからこそ余計に考えがまとまらない悪循環へと陥れる。エトのオロオロとした慌て気味の表情は、何もかもがズッチーの思惑通りだ。
「やはり、あなたのお望みを……」
「でしたら、アッシの言うことを何でも聞いて頂けますか?」
「……はい」
「オッパイを揉ませて下さい」
 明らかにおかしい要求をするのもわざとだ。
「それは……!」
 案の定、エトは躊躇う。
「嘘! 嘘をついたのですか! あなたが? アッシはあなたを信じたのに、何でも言うことを聞くというのは嘘だったんでゲスか?」
 ズッチーはここぞとばかりに畳み掛けていた。
「いえ! 決して嘘ということでは……」
「でででですよね! あなたが嘘など仰るはずはない! 少しびっくりなさっただけで、何でも言うことを聞いてくださるお約束には違いありませんよね!」
 紆余曲折の末、いつの間にか。約束の内容は『何でも言うことを聞く』ということになっていき、普段通りの振る舞いができれば、きっぱり断れたかもしれないことであろうと、エトは渋々頷くのだ。
「……はい」
 これで牙城を落としたも同然だ。
「何でも! 何でもですよ? だからオッパイを揉ませて下さい!」
「わかり……ました……」

     ***

 もみ、もみ、もみ、もみ、もみ、もみ、もみ、もみ、もみ――。

 エトの平らな胸板に両手を押し当て、ニヤニヤとしながら揉み始めるズッチーは、楽しく五指を躍らせていた。
「いいオッパイでゲスねぇ?」
 膨らみが少ない分だけ、揉むというより撫でるようにも触り尽くす。衣服の下から突起してくる乳首の硬さが、手の平の中央にぶつかるのを感じ取り、ズッチーはますます良い気になっていた。
「……す、少しだけです。早く終わって下さい」
「おおっと、しかし大きさは少し足りない。これでは揉み心地というものが足りません。心の傷に関する賠償と、情報料金に加えて、アッシの人生に自信を与えて下さる約束も計算すると、この程度のオッパイでは支払いが足りませんでゲス」
「ではどうすれば……」
「まだお尻があるでゲス。向こうを向いて下さい」
「こうですか?」
「スカートも持ち上げて」
「……はい」
 エトの背中がズッチーを向き、捲り上がったスカートからは、白いパンツの尻が丸々と露出している。
「ほほう? これはこれは」
 ズッチーはさっそく尻を揉み回す。
「あ……!」
「とても柔らかいでゲスなぁ? フワフワのムニムニで心地良いでゲス」
 じっくり、指を埋め込む揉み方でマッサージを施すと、パンツの表面をそっと撫で回すやり方で堪能して、直後に一気にずり下ろす。
「ひあ……!」
「生尻も揉ませてもらうでゲスよ」
 揉みしだくズッチーは、二つの親指を割れ目に沈めて左右に開く。
「だ、だめです……そんな場所を見られては……」
「ゲースゲスゲス。お尻の穴まで丸見えでゲス」
「やめてください……はずかしいです……」
「だったら、今度は前を向くでゲスよ?」
 パンツが膝まで下がったまま、前向きでスカートをたくし上げれば、言うまでもなくアソコの割れ目が晒される、
 じぃぃぃ、と。
 いやらしい視線を突き刺して、ズッチーはやがて手を触れた。
「ひっ……!」
「アッシからのサービスでゲスよ。気持ちよくなって下さい」
「そんな……気持ちよくなんて……」
 肉貝をなぞる愛撫により、エトはみるみるうちに全身を強張らせる。肩を小さく内側に丸めながら、耐えるように震えていると、少しずつアソコが濡れて、愛液がズッチーの指に染み付き始めた。
「良いでゲスね。良いでゲスね」
 ずっぷりと中指を挿入すると、そのままピストン運動を開始する。
「あぁ……」
「よーくほぐしてやるでゲス」
 初めはエトの様子を探るようにして、ゆっくりと出し入れするうち、滑り良くこなれた膣に少しずつ活発な刺激を与える。
「だ、だめです……これいじょうは……」
「自分ばっかり感じている場合じゃないでゲスよ?」
 ズッチーはそう言うと、おもむろにズボンの膨らみを示して勃起を見せつける。
「いや……!」
 エトは恥ずかしそうに目を逸らした。
「よく見るでゲス。お嬢さんのボディがエロいから、これをどうにかしないと駄目でゲス。このままじゃ収まりがつかないのはお嬢さんの責任でゲス」
「責任だなんて、私はただ……」
「いいんでゲスか? ここまで来て、やっぱり情報はいらないんでゲスか?」
「それは…………」
 エトは恐る恐るといった挙動で、ズッチーのズボンに目を向ける。テント状に張った部分を見るにごくりと息を飲み込んで、見るからに緊張の面持ちに染まっていた。
「お嬢さんが次にやるのは、これを口に咥えることでゲス」
 ズボンを脱ぐと、怒張が上向きに反り返る。
「そんな……口にだなんて……」
「出来ないようなら、今までの努力は全て無駄になるでゲスよ?」
「……わかりました。口に含めばいいのでしょうか?」
「そうでゲス。噛まないように気をつけるでゲス」
「……はい」
 エトは地面に膝をつき、渋々と口を開いて肉棒を飲み込んでいく。
(ゲスゲス! あのエトシンモリがアッシにフェラしてるでゲス! 最っ高の気分でゲス!)
 生温かい口腔の感触が肉棒を包んでいる。
「んっ、んむ、んむぅ――」
 頭が前後に動き始めた。
「んぢゅっ、ちゅむぅ――ちゅっ、じゅるぅ――」
(情報なんて嘘だとも知らずに、頑張っちゃっているでゲスなァ!)
 拙いなりの舌遣いが裏側に張り付いて、蠢くような刺激を与えている。唾液にまぶし込まれた肉棒の皮膚は、トロっとしてぬかるんで、その表面を包む唇はとてもスムーズに前後する。
 ズッチーのペニスはみるみるうちに快感に蕩けていた。
「じゅぅ――ちゅるぅぅ――じゅむぅ、ちゅむぅぅ――――」
(うっへっへ! 気持ちいいでゲス! 気持ちいでゲス!)
 射精欲求が訪れて、ズッチーはエトの後頭部を両手で押さえる。
「――んッ!」
「飲むでゲス!」
 遠慮ない射精を行った。

 ――ドクゥゥゥ! ビュルッ、ドクドクン! ドックン!

 上下に脈打つように震える肉棒は、白濁の塊をエトの口腔に流し込む。自然と頭を後ろに引こうとする力が入るも、ズッチーは力を込めて抑え込み、吐き出すことを許さない。
「ごく……」
 口がペニスで塞がったまま飲むしかなくなるエトは、やむなく喉を鳴らしていた。
「さて、最後は本番でゲス」
「そんな……ここまでしたのに……」
「おっと残念でゲス。ここまで来て辞退されては、アッシも情報提供が出来ないゲス」
「……わかりました。最後までお願いします」
「げっひひひ、両手を壁につけて、アッシに尻を向けるでゲス」

     ***

 ――パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!

 バックから挿入したズッチーは、エトの腰を掴んで肉棒を打ちつける。自分の腰をエトの尻にぶつける音を聞きつつ、ピンクの髪がかかった背中を上から眺め、非常に良い気分になりながら快感を味わっていた。
「いやぁ、お嬢さんのマンコは名器でゲスな」
 エトの膣壁は波打つように穴を縮めて、ズッチーの肉棒を圧迫する。ザラザラの粒状めいたぬかるみは、亀頭から根元にかけてヌルりと絡みついていた。

 ――ぱん! ぱん! ぱん!

 よがるような両手の指は、壁に強く押しつけられる。
「ひゃッ、あッ、あぁぁ――んぁぁ――ふあぁ――――」
 気持ちいいのか苦しいのかもわからない、そんな喘ぎと共に首を反り上げ、尻を左右にくねらせている。

 ――ぐじゅっ! くちゅ! じゅくっ!

 粘液を練り潰す水音が、尻を打つ音に混じっている。
「ゲースゲスゲス! 膣内に出すゲス!」
「そんな! そ、そとに――そとに――――」
「はい! もう出るゲス!」

 ――ドクゥゥゥ! ドクドクン! ドックン!

「いやぁぁぁぁ! あっ、あぁ……中に……!」
 引き抜くと、エトはその場にへたり込む。
 涙ながらにしている顔と、アソコから溢れる精液を見下ろして、ズッチーは勝ち誇った気持ちに浸っていた。
(ゲスゲス。最高ゲス!)
 さながら鬼か龍でも討ち取った英雄の気持ちか。
(これなら上手くいく気がするゲス! 幸先は良いゲス!)
 そして……。

     †

 その後、ズッチーは嘘の情報を吹き込んで、メイと戦う流れになるのだが――。 
 その結果は…………。





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