白梅からのお礼


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*原作十巻ネタ

 白梅梅は震えた声で頭を下げ、僕なんかを相手に約束した。「お礼は……必ずします。だから……」そんな風に言われた僕は、当然エロいことをさせてもらおうとか考えずにはいられなかった。
白粉花の仇討ちを果たし、見事に<退魔師>を倒してみせた僕は当然そういうことを期待していた……だって、男の子だもん!
 白梅の前で全裸で“ポゥ!”をやるっていうのも捨てがたいけど、せっかくのチャンスをそれ一つで潰してしまうのはいささか勿体無い。真の男は“ポゥ!”なんかで満足してはいけないと思う。やっぱり、こういう時こそ二度と出来ないような体験をするべきだよね。女の子の涙を拭うためだけに闘った漢の漢、このヨー・サトウは本当の意味で男になるべきなんだ!
 そう考え、僕は白梅を休日の学校トイレに連れ込んだ。何故トイレかって、寮暮らしの僕がムフフな目的で女の子を呼べるわけがないし、白梅としても僕を自分のベッドへ連れてくるのは不本意だろう。かといって僕にはホテルを用意する金なんてありはしないし、白梅に財布を開かせるのも悪い気がする。タダで使えて人のいない場所といったら、休日の校舎をおいて他にはないというわけだ。
「私をこんな場所に呼び出すなんて、変態ですか? 怒っていいですか?」
 白梅は声を抑え気味にして低く唸った。僕達がいるのは校舎の中でも人が少ない。廊下のはずれとか使う教室の少ない付近とか、学校には人の行き来が比較的少ないポイントがどこかしらあるもので、今の僕らは最も見つかる可能性の低いトイレに篭っている。おまけに休日なわけだし、人がやって来る確率はますます低かった。
 だからといって絶対に人が来ないという保障はない「おい、いま女の声がしなかったか?」とか言ってこの個室の周りに男達がたかって来ないとも限らないのだ。僕たちはそんなちょっとしたスリルの中で――することになる。
「お礼、するって約束だろ?」
「それはそうですが……」
 白梅は恥らう乙女のように顔を背けた。あまりにも整った美麗な王子様を前にして、ドキドキしすぎで目も合わせていられないといった素振りだ。男嫌いというか、むしろ白粉のことをどうにかしたいんじゃないかって疑惑さえあるあの白梅が、花も恥らう照れっぷりを披露している。やばい……やばいぞ? 僕のテンションゲージは一気にマックスへ、全裸になるまでもなく魂が“ポゥ!”と叫んでいた。
「こんな場所にも来てくれたんだ。約束は守ってくれるってことだろ?」
「一回……限りですよ?」
 ポォオオウ! 緊張でためらいがちに男を受け入れる決意を固める乙女チックないじらしさには、さしもの僕も激しい興奮で目をギラつかせてしまっていた。
 今の僕は肉食系男子と化している。野獣の本能が覚醒し、高潔であったこのヨー・サトウともあろうものが、ズボンの内側さえも既にビーストモードとなり、男根の膨らみがズボンを盛り上げていた。
 僕は便座に腰かけ、白梅には股のあいだにしゃがんでもらう。ドキドキと胸の鼓動が激しくなるのを感じつつ、僕は興奮度マックスで震えた声でお願いする。
「……と、とりあえず、手でしてもらってもいいかな?」
 く、くるぞ? 白梅の手がこれから僕の漢の巨塔のに触れるのだ!
「手で……。どうすればいいんですか?」
 男性経験のない白梅には知識がないのか。それとも、わかっているけど淫乱だなんて思われたくなくって、わざと知らないフリをして尋ねているのか。白梅は戸惑いの表情で僕を見上げていた。
「ははっ、そうだな。まずは……手でさするところから始めようか」
「さすれば……いいんですね? それじゃあ……しますよ? 佐藤君」
 白梅は緊張で顔を真っ赤に染めながら、恐る恐るといった具合に僕の股間へ手を伸ばす。細く綺麗な手がズボンの上から僕のペニスを包み込み、ポォオオウ! と、それだけで僕の腰はヒクッと跳ねるように震えてしまった。
 なんということだ! 一人で右手でするのとはわけが違う! ただ女の子の手が触れたというだけでこんなにも変わるものなのか! そもそもズボンの上から触れられているだけで、ズボンとトランクスとの二重障壁があった上でこれほどだ。女の子の肌って、こちらの皮膚が溶けるかのような独特の心地良さがあるもんだけど、それが今、ペニスに来ている! ペニスが溶けるかのようだ!
「こんなに……硬いんですね」
 驚いているのは白梅も同じだった。
「あっ……熱いのがわかるか?」
 興奮しすぎて普通の声がもはや出せない。目をギラつかせた野獣の僕は、あまりにも興奮しきって肩で息をしながら喋っていた。疲れたわけでもないのに、全力疾走後に息切れしながらゼェゼェした状態で喋っているかのようだった。
「熱くて……硬いです」
 ふぉぉぉおおおおおお! し、白梅の口から卑猥な言葉が!
「……そ、そのままスリスリして欲しいな」
「こう……ですか?」
 スリスリスリ……。
 うひょぉおおお! 白梅の手が優しく動き、僕の股間を優しく刺激している! なんということだ。布越しに擦れてくる感触がこんなにも尊く心地良いものだったなんて、かつての僕なら知る由もなかっただろう。だが今、僕は黄金の体験の真っ只中にいる!
「これでいいんですか?」
 白梅は僕の顔色を伺うように上目遣いでこちらを見上げた。
「オーケーオーケー! はっ、いかんいかん」
 つい大声を出してしまった僕は慌てて自分の口を塞ぎ、耳を澄まして神経を研ぎ澄ます。一瞬不安になったが、どうやら外には誰の気配もなかったようで一安心だ。これでもし外の男でもいようものなら、「今女の声しなかったか?」「そうだな。確かめてみようぜ?」的な大ピンチを迎えていたことだろう。
「……佐藤君、気をつけて下さい」
 白梅は小声で注意してきた。
「ご、ごめん。続けて?」
 スリッスリッスリッ。
 陰部への刺激が堪らない。なんだか周りが静寂に包まれているせいで、手の平とズボンの布が擦れ合う音色が個室に響いていた。布からの摩擦音がなんだかとても卑猥なものに聞こえてくる。例えばもし、「絶対にこっち向かないでね?」と言いながら女の子が背後で着替えを始めたら、絶対に耳に神経が集中する。そして、服を脱いでいく際の布の擦れる微妙な音が耳をくすぐってくる。このいやらしい響きは女の子が後ろで着替えているのに相当していた。
 スリスリスリ……。
「気持ちいい……ですか?」
 白梅は僕を見上げる。
「もちろん。すごい幸せだよ」
 うおぉおおヤバイヤバイ! 白梅がこの僕に上目遣いを向けながら、「気持ちいい……ですか?」だと!? けしからん! なんとけしからん! これではますます情欲がたぎってしまうではないか!
「し、白梅! 直接……直接頼む!」
 僕は小声で叫んだ。
「直接って……。その、握れってことですか?」
「頼む!」
 もはや我慢していられる状況ではない。僕は強く懇願した。すると白梅はためらうように目を伏せるが、やがて決意を飲み込むようにベルトに手をかけ、金具を外してジッパーを下ろしてくれた。
「仕方ありませんね。……約束、ですし」
 白梅はトランクスを下げ、勃起で膨れ上がった中身が飛び出てきた。まさにこれ、「勃ち上がれ! 僕の分身!」だよ。立ち上がれじゃなくて勃ち上がれなのがポイントで、硬く大きく勃ち上がった僕の分身を前に白梅はますます顔を赤らめた。
「本当に……大きいんですね」
 竿に幾本もの血管が浮き出るほどだ。いつもよりも硬い僕の分身の男らしさに、乙女な白梅は恥じらいのこもった照れた表情をせずにはいられないらしい。キャワワ!
「さあ……握ってくれ」
「はい……」
 白梅は僕の肉棒を優しく包み、上下にたどたどしくしごき始める。本当に溶けそうだ! 内側に熱でも灯したようにじわぁぁっと芯が熱くなり、とろけるような快感が肉棒全体に充満する。女の子の手に……白梅の手に握られたことで手の平の温かさが男根に染み入り、じんわりとした熱さが広がってくるのだ。
 強く性感がほとばしり、先端から透明な分泌液が滲み出す。
「くぅぅぅ、気持ちいいいいい!」
「……ならいいんですが、何か出てるんですが……。気持ち悪いんですが」
 俯いたり顔を背けたりしながら、白梅は亀頭と目を合わせないようにしつつも透明な汁に気づく。恥ずかしくて生のペニスなんてまともに見れないのだろうけど、どこかで好奇心を抑え切れずにチラチラ視線を寄せていた。
「気持ちいいと出てくるんだよ。もっと続けてくれる?」
「……わかりました。なるべく、早くして下さいね」
 まさか、僕はギリギリまで我慢してから出してやるぞ? いや、それどころか今日は時間がたっぷりある。出そうになるたびに一時中断して射精感を沈めてから再開し、しかも二回戦や三回戦までして今日は一日中白梅と遊ぶんだ! そのための休日じゃないか!
「白梅っ! もっと……もっと強めにしてくれ!」
「こう……ですか?」
 白梅はしごきのペースを上げ、ニチャニチャと粘液の絡むような音が鳴り出した。先走り汁が亀頭の付け根に絡む音だ。ニチャニチャニチャ――と響いてやむことなく、今にも出そうなのを抑えるべく僕は白梅の手首を握った。
「……? どうしたんですか? 佐藤君」
「いや、たっぷり楽しまないとね。よし、続けてくれ」
 高まった射精感が沈むのを待ってから、白梅に手淫を再開させる。
「佐藤君って、やっぱり最低ですね」
 白梅は悪態をつきながらも続けてくれた。白梅様大好きな内本君あたりなら、こうして「変態」とか「最低」とか言われながら手コキされちゃうだなんて、もう本当に絶頂ものだろうけれど、僕としてはむしろ嗜虐心の方が掻き立てられる。何せお礼の約束を盾にすれば白梅はこうして何でも言う事を聞き、僕なんかを相手に屈辱を飲み込みながら性的奉仕を施してくれている。こちらを恨めしそうに睨んでくる上目遣いなんて、もう最高だった。
「その最低な奴のをさ、そろそろ口でしてくれない?」
「そんなことまでさせる気ですか……!?」
 ああもう、そんな目で睨まれたら堪らない。もちろんマゾ的な意味ではなくて、白梅はそうして屈辱を飲み込みながらも、唇をゆっくりと僕の亀頭に近づけているのが堪らなすぎる。先端に口付けされた瞬間一気に快楽が込み上がり、もう肉棒が破裂しちゃうってほどの気持ちを味わった。
 さすがに汚いものを口に咥えるだなんて、まだ初めてだから抵抗感が強いのだろう。白梅はそっと鈴口にキスをして、亀頭の半分までを唇に含んだだけで止まってしまった。しかもすぐに顔を離して、僕に文句を垂れてくる。
「……あの、大きすぎます。こんなの口にいれるんですか?」
「頼むって白梅」
「……本当に仕方ありませんね」
 白梅は思い切ったように先端を啄ばみ、アゴを大きく開けて頭を推し進める。生温かい口内粘膜に包まれて、今にも精子が弾けそうになった。奇跡だ! 奇跡が起きているぞ! あの白梅様が僕の肉棒を半分まで口に埋め込み、ぎこちなく頭を動かし始めている。舌がぴったりと竿に貼り付き、頭が前後に動くことでその舌が肉竿をねっとりと撫でる。
「ふぉおおおお! いい……いいぞぉ……」
 みるみるうちに射精感が高まって、今すぐにでも出てしまいそうになってくる。舌に這われ、頬の内側が竿にあたってくる気持ち良さと、白梅の頭部を上から見下ろす気分の良さ。僕は白梅の頭頂に手を置いて、ちょっとした征服感を味わった。
 これはもう、王座で召使いの奉仕を受ける王様気分といっても過言じゃない! しかも、奉仕は奉仕でも口奉仕なのだ。唾液粘膜をまぶされて、今にも肉棒がとろけ落ちそうだ。
 っていうか、もうやばい! 出る! 出るぞ!
「飲んでくれ! 白梅!」
 僕はその頭を押さえつけ、逃がさないようにして射精する。
「んっ! んぐぅ……!」
 突然の放出に驚いたのだろう。白梅の目を丸めた表情が想像できる。
 僕は根元からの射精感を遠慮なく体外へ、その口の中へと注ぎ込む。白梅の口内は僕の白濁で満たされているはずだ。脈打ちながら出し切ったにも関わらず、白梅の魅力を前に僕の肉棒はまだまだ元気なままだった。
「いいか? 飲むんだぞ? 吸いながら引き抜くんだ」
「ちゅぅっ、ちゅぅぅぅぅぅぅ……」
 唾液で音を立てるような水音で、白梅はこぼさないように気をつけながら頭を後退させていく。その間にも当然舌はあたっているわけで、引き抜かれる際の生暖かい摩擦さえも僕には絶頂ものだった。
 そして引き抜き、白梅は唇を強く結んで、こぼれないよう気を使ってか顔をやや上の角度へ向けている。それはすなわち、僕と目の合う角度を意味していて、白濁を口に含んで唇を閉めたちょっぴり苦しげな表情が素晴しかった。
 もうね、本当に生きてて良かったと思います!
「ごくっ、ごく……」
 喉音を立てて飲み込んでいく。
 すなわち、僕の遺伝子が白梅の体内へ吸収され、これから胃で分解されて養分が全身へまわっていくことを意味している。確かに妊娠こそしないけど、これもまた種付けと言えなくはないのではないか? なんたって、己の種子が白梅の栄養に変わり、強いては血となり肉となるんだから! 僕のたんぱく質が白梅の体細胞を活性化し、増殖させるんだから!
「……飲みました。ここまでしたんですから、さすがにもういいですよね?」
「うん! おかげですっきりし――いや! まだだ!」
 あまりにも当然のように帰ろうとしていたので、僕もうっかりそう受け答えしかけたけど、危ない危ない。僕のはまだガチガチに勃っているわけで、あと二回三回は出せるわけで、僕はたったこれだけで満足するような情けない男ではないということだ!
 漢、ヨー・サトウよ! いくなら最後までいってしまえ! この絶好のチャンスを逃してなんとする? ヤれる機会をみすみす逃すオスなどオスではない! 僕は……男なのだ!
「今日は一日相手してもらうって言っただろ? 見ろ白梅、僕のはまだこんなに立派じゃないか!」
 僕は自分が大統領になったような気持ちで演説する。
「いえ、そう見せられても……」
 白梅は恥らうように顔を俯きながらも、やはり微妙にチラチラと肉棒を伺っていた。
「立ってもらえる?」
「立つんですか? いいですけど」
「そのまま、スカートたくしあげてくれる?」
 すると白梅は顔を赤らめ、怒ったように声を低めた。
「あの……怒っていいですか?」
 低く震えた声はまさに怒りがこもったって感じがして、さすがの僕も恐怖に震える。だが、ここで負けては男が廃るのだ。
「あのさ白梅、僕は一応それなりに命を賭けて戦ったつもりだったんだよね。あの場所がどれほど激しい場所かは、白梅だってその目で見ただろ? 僕は体を張って<退魔士>を倒した」
「わかってますけど、今のはそれに見合う以上のお返しだったと思うんですが……。あれで足りないっていうんですか?」
「足りない! 全く足りない! 僕は白梅が欲しいんだ!」
 僕は白梅の肩を掴み、迫るような勢いで叫びをあげた。
「な、何を言って……。佐藤君、声が大きいですよ?」
 白梅は動揺したように声を上ずらせる。
 いいぞ? さすがの白梅もこれには驚いているようだ。さあ、このまま少子化問題へ貢献すべく、僕は僕なりの思いを告げるんだ。
「白梅がいい。白梅だから欲しい! でなきゃ、こんなことだって頼まない。君だからこそ全てが欲しいんだ!」
「……本気ですか? 佐藤君」
 困った表情の白梅だが、しかしほんのりと頬を染めているのがわかる。
「当たり前だ。だから僕は命を張れた!」
 最後の一押しだ。
 我ながら結構頑張ったとは思うけど、ここで大変なことに気づいてしまった。そういえばその……出しっぱなしなんだよね。勃起したナウい息子を僕は一度もしまっていなくて、おっ勃てたままこんな告白めいた台詞を叫ぶなんて、一体傍目にはどう映るんだろう。
 確実にやばいって! これでは変態の二つ名の通りじゃないか!
 今頃になって失態に気づいた僕は、これやばいんじゃないの? マズいんじゃないの的は緊迫感を覚えて、胸をドキドキさせながら白梅の返答を待った。いやもう、こういうのってもっと甘く切ないドキドキがあると思うんだけど、ドキドキはドキドキでもこれ全く違うドキドキだよね。ああ、近所のガラス割っちゃったよ! どうしよう! みたいな。
 ところが、白梅の反応は思いがけないものだった。
「そう……ですか」
 白梅は真っ赤に染め上げた頬をさらに赤くする。
「……まあ、仕方ありませんね。どうせその……咥えたり、してしまいましたし、他のことも……いいですよ?」
 フォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
 なんだ? なんだこの全身から溢れ出すような喜びは! 世界の全てが明るくなる! 未来に絶望なんてありはしない! この世はこんなにも希望の光に満ち溢れているではないか!
「スカート! スカートたくしあげて!」
「は、はい……。仕方ないですね」
 あの白梅が素直に従う。
 スカートの丈がゆっくりと持ち上がり、太ももが少しずつ顔を出し、次の瞬間この目に焼きついてきたのは純白の可憐なパンティだった。
「……し、白なんだね」
 自然と右手があそこへ伸びる。左手は太ももへ伸ばし、すべすべの肌をさすりながら息を荒げた。
 この脚、柔らかすぎる!
 太もも! 揉まずにはいられない!
「白ですけど……。佐藤君、見すぎですよ」
 堪らない! 白梅は恥ずかしそうに顔を歪め、羞恥を堪えながらも自らスカートの中身を僕に見せてくれているのだ。恥ずかしいけど我慢している。もうそそるってもんじゃない。僕は今にも野獣と化してしまいそうだ。
「へへっ、見るに決まってるだろ? よーく観察させてもらうからな」
 僕はぐっと顔を押し寄せて、生地の繊維からゴムのラインまで何から何までを網膜に焼き付ける。指先でゴムを撫で、恥丘のシワを注視する。食い込んでいるってほどではないが、それでも立て筋にそってよれたシワの付き方が確認できる。
「もういいですか? 限界というか、これ以上は……」
 恥ずかしすぎて我慢の限界、もうここまで! ということだろう。ふっ、ならば僕に許可なんて求めずに問答無用でスカートを押さえて「終了です」と宣言しておけば良いものを、他でもないこの僕に対して問いかけという形式を取ったのが間違いとなる。
「駄目駄目、次はこの中だから」
 僕は恥丘に指を這わせ、割れ目に沿うようにして指を上下させた。
「そ、そこは……!」
「白梅のここはどんな感じなんだろうな? ぷにぷにで柔らかくって、それにちょっと熱く感じる」
 僕は皮をじっくり捏ねる。
「……あんまり言わないで下さい。恥ずかしいんですから」
「液が出てきたね。気持ち良いの?」
 生地に熱い湿り気が出て、じわっとしたシミが浮き出る。
「そんなことは……」
「でも、こんなにネチョネチョしてるよ?」
 しだいに濃くなるシミを撫で、指でトントン叩いてやる。
 透明な粘糸が引き、白梅も興奮した熱い吐息を漏らしていた。
「それは、佐藤君が触るから……」
「やっぱり、感じてるってことだよね」
「それは……」
「さあ、この下の見せてもらうよ?」
 僕はパンツに手をかける。
「待ってくださ――あっ!」
 白梅が止めるのにもお構いなく、僕はパンツを膝まで下ろさせてもらった。膝までだよ膝まで! 脱ぎかけを膝のあたりでキープさせることにフェティシズムがあるんじゃないか。
 そして僕は――女性の最も大事な部分に目を見やる。
「こ、これが白梅の――! 毛が……割れ目が! 僕の目の前に!」
「佐藤君が顔近づけすぎだからです! せめて、もう少し離れて……」
 まさか、堪えられるわけがない。
 僕は食い入るようにアソコを見つめ、毛の質感や恥丘の形までもをチェックする。指で割れ目をぱっくり開き、中身の肉ヒダの色合いさえも目に焼き付けた。
「佐藤君……」
 やたらと上ずった声で白梅は僕を呼ぶ。
 恥ずかしい! そんな叫びが伝わってくるかのようだった。
「よーく濡らしてやるからな? 白梅」
 僕は股へ顔を埋め込み、割れ目に沿って舌を這わせる。
「ひぁ……佐藤君……」
 ベロベロと舐めずさっているうちに突起を見つけ、クリトリスを舌先で責めていく。しだいに滲み出る分泌液の匂いが鼻腔を付き、舌には味が広がってきた。
「濡れてきた?」
「……佐藤君のせいですが」
 白梅は苦々しい顔で肯定する。
「壁に手を付いてお尻を突き出してくれる? あ、ドアじゃなくてこっちの壁ね?」
 ドアに向かって腰を振るようなことをしたら、それはもうギシアンギシアン……とは別の擬音語が飛び出るだろうけど、とにかく色々と音が出てしまう。ちゃんとした壁に手をついてもらう方が確実に安全だと考えたのだ。
 白梅のお尻が僕の股間に向かって突き出される。
「ごくり」
 もう本当にそういう擬音語を立てながら、僕は息を飲み下した。なんたって、僕はこれからナウい息子を洞穴へ推し進め、冒険の旅へと出発させようというのだ。未知の世界を前にして、僕の息子は「早くイきたいよ!」と元気に反り返るかのように主張している。
 緊張の手つきでスカートを捲り上げ、白いお尻を前にもはや理性は弾け飛んだ。
 だって、アソコどころか肛門まで見えちゃってるもん! 乙女の大事な部分を拝んだ挙句、僕は後ろの穴まで網膜に焼き付けているのだ。何だ? この支配感は! まるでこの僕が白梅梅という存在を征服しているような気分だ!
 僕は亀頭を入り口に当て、旅立ちの覚悟を決める。
「入るぞ? 白梅」
「……ええ、そうですね。構いません。私も覚悟はしましたから」
 グッド! 最高だ!
 いつも僕に対して色々な仕打ちをかけてきた白梅が今、僕に初めてを許しているぞ! それもヒクヒクした丸見えの肛門を拝まれながらだ!
 僕は丸い尻たぶに両手を沿え、ねちっこく撫で回す。肌の柔らかさを味わうように、じっくりと揉み込みながら、僕は息子を推し進めた。
 す、すごい!
 亀頭で入り口を開いた途端、生温かい――いや、熱い粘液に先端が包まれていった。こ、こんな……先っぽだけでこんなに気持ちいいだなんて!
 ぼ、僕は童貞をやめるぞ! ジョジョォォォォオオオ!
「いぃ……!」
 膣口を貫くと、白梅が喘いだ。
「温かい! 白梅の中、温かいよ!」
 僕は初めての感覚に夢中になって腰を振る。尻たぶを打ち鳴らしてやるかのように、くびれを掴んで大胆に突き込んでいく。ヌルっとした温かい肉壁がまんべんなく吸着し、余すことなく締め付けてくる。肉棒がとろけそうなほどの気持ち良さに僕は鼻息を荒くした。
「ふぉおおおお!」
 小刻みで素早い僕の腰振りは、某レイザーラモンにも匹敵するはずだ。
「さ、佐藤君! 激し……すぎです!」
 白梅が喘ぐような声をあげる。
「い、痛い?」
 僕は初めてそこに気づき、腰振りのペースを緩めた。処女だと痛みがあるというし、いきなり無茶をしすぎたのかもしれない。やれやれ、もし僕が紳士的なフェミニストでなかったなら、きっと白梅も悲惨だっただろう。
「痛みは何とか……。最初だけでした」
「そうなの?」
 僕はきょとんとする。
「個人差がありますから。私は平気だったみたいです。それより……」
 と、白梅が口ごもる。
 僕は気づいた。白梅の膣から、肉棒の突き刺さった隙間から、乙女の蜜液がつーっと流れ出ていることに――そうか! 気持ち良いんだ!
「ははっ、初めてで感じちゃってるってわけだ。僕より変態なんじゃないの?」
「な、何を言ってるんですか! 怒りますよ!」
 瞬間、僕は気配を察知した。
「おっと、大声はまずい」
 背中に覆いかぶさるようにして、僕は白梅の口を塞ぐ。ここは男子トイレ、校舎の中でも人の少ないエリアだったはずだけど、しかも休日で生徒自体も少なかったはずだけど、無人というわけじゃない。
「あーあ、水くらい飲ませろっつーのな」
「根性論とか古いぜ」
 声からして、二人組みなのだろう。なんか部活やって疲れてきました的な雰囲気をまとった二人の声が、小便器のあたりに並ぶ。今にもジッパーを解放し、用を足し始めているところなのだろう。
 ふっ、まさか本当に人が来ちゃうとはね。
「わかってるね? 白梅、声を出しちゃいけないよ」
 僕はそっと耳打ちし、腰振りを再開する。
「――! 佐藤さ――んんっ!」
 白梅は驚いた顔で僕を振り向き、止めるように言いかけていたけれど、奥を突いてやると声が出る。白梅は自分の声を押さえるために口を塞ぎ、結果的に僕に対して喋ることも出来なくなった。
 ま、喋るにしたってよほどの小声じゃないと危ないんだけどね。
「あれ? 今なんか女の声しなかった?」
「そんなわけないだろ。気のせいじゃね?」
 白梅自身、小声で喋るように気を付けている風だったんだけどね。今の『んんっ!』ってのが、ちょっと漏れちゃったみたい。男の本能が牝の喘ぎを察知したことは言うまでもない。ただ、本人たちは気のせいと思っているようだ。
 さあ、ヨガレ白梅!
「んっ! んん!」
 必死に口を塞ぎ、声が漏れないようにと踏ん張ってはいる。
 しかし、微妙に出ちゃってる声が外まで漏れて、小便中の二人に確信を与えた。
「や、やっぱ誰かいるんじゃね?」
「女か? まさか、誰かと誰かがヤっているとでもいうのか?」
 さすがに気づいたというわけだ。
 白梅は自分の口を塞いだまま、懇願するような表情で肩越しに僕を振り向く。涙目になりながら、必死に目で訴えかけてくる表情なんて、ほんと実にたまらないよ。
 試しにしばらく腰振りを停止する。
 すると、白梅はほっとした顔になる。
「あれ? 何も聞こえない」
「やっぱり気のせいだったかな?」
「うーん。確かに聞こえたような気もするけど、さすがに学校のトイレでヤる奴はいないだろう」
「だよな」
 二人の声はやっぱり『気のせいでした』という結論に落ち着こうとする。
 その瞬間を狙って――。
「ひん!」
 白梅を喘がせた。
「今! 再び聞こえた!」
「どうなっているんだ? やっぱり気のせいではないのか? いるというのか! 女が!」
 肩越しに、実に恨めしそうな顔で睨んでくる。いやぁ堪らない。だって、白梅は今、僕に抵抗できないんだよ? 綺麗なお尻を差し出してハメられながら、僕にいいように扱われているってわけだ。
「佐藤君、あんまり調子に……」
 これ以上聞こえたら困るからね。だから白梅はやらたと小声で返してきた。
「悪い悪い。すごく気持ちいいからさ」
 僕も耳元にそう返した。
 さて、本当にバレたらまずいわけだし、僕はしばらく腰振りを中断する。白梅の背中にしがみついたまま、膣を肉栓で閉じたまま動きを止める。今にもズプズプしたい衝動にかられるが、仙人のように禁欲できる精神力溢れた僕はこれを我慢していた。
 もっとも、割と手遅れかもしれない。
「確実に聞こえた気がするけど」
「どうする? 覗くか?」
「いやそりゃマズい」
 外で二人はやり取りする。
「佐藤君、あなたのせいですよ」
 白梅は僕をすごく睨んでくる。
 いやいや、でもこんなシチュエーションになったら苛めたくもなるじゃん。
「声、やんだな」
「聞こえたのは確かだけどさ、本当にいるもんなのか? 女が」
「さあ」
 その二人は疑問を投げ合う。
「もしかしてさ、あれじゃね?」
「なんだよあれって」
「ほら、噂があるじゃん。昔さ、この学校で女子生徒が自殺したって……」
「お、おい! やめろよ!」
 え、何? この学校って怪談とかあったの? まあその真偽はともかくとして、二人は割りと信じちゃっているらしい。
「なんかヤバくね?」
「お、おう。さっさと行こうぜ」
 足音で二人が出て行くのがわかる。なんか勝手に帰ってくれちゃったけど、本当にそんな噂とかあるんだろうか。
 ともかく、これで邪魔者はいなくなったわけだ。
「あの……佐藤君」
「ん?」
「いなくなりましたよ」
 ははーん。よっぽど僕のが気持ち良かったわけだな? 早く続きをしたくて、白梅は僕のマイソンを催促してるっていうわけだ。
「いいよ。してやる」
「ひ――ひあぁ!」
 僕は腰振りを再開――某レイザーラモンもびっくりなほどのピストンが水音を立て、無音のトイレ全体にびちゃびちゃと響き渡る。
「――あっ、あ――あぁ! あぁ――あん! ああん!」
 そこに白梅の喘ぎ声が重なって、水音との卑猥なハーモニーを奏でていた。
 気持ちいい、気持ちいいぞ! マイソンに吸着してくる膣壁の生温かさが堪らない。ああもう駄目だ! これはイく! イってしまう!
 絶頂の予感に合わせて、僕はさらに激しく白梅の穴を突き込んでいく。
「だ、駄目! もう――佐藤く――何か――何か!」
 ナニか……だと!?
 これはもう間違いない。
「いくぞ白梅!」
 ドゥル! ドク――ドクン!
 大量の白濁を流し込み、白梅は絶頂に大きく仰け反る。
「いっ、ひ! ひ――ひあぁぁああああ!」
 ぐたり、と力尽きた白梅はくず折れかける。僕も体力を使ったばかりだけれど、鍛え方が違うのでまだまだ動ける。いやね、そういう動けるではないんだけど、とにかく力は残っている。そのままトイレの床になんて倒れさせるわけには行かないので、後ろから抱きかかえるようにして僕は座った。
 白梅を膝に抱きこむような形で、僕は座った。
「気持ち良かったよ。白梅」
 そして、僕は耳元に向けて囁いた。
「……そう、ですか。責任は取ってくれるんですよね?」
 うん、大事なことだからね。
 しかし、妄想を膨らませたことは数あれど、まさか本当に僕たちがこうなるとは! 人生は素晴らしい。どんな幸せが待っているのかわからないのだから。
「もちろんだ。白梅、だから……」
 モミッ、
 僕は背後から乳を鷲掴み。
「まだする気ですか? 怒っていいですか?」
 その瞬間、いつものあの白梅が戻ってきた、
 そして僕がどんな暴力を受ける事になったのかは言うまでもないけれど、今までとは大きく変わった。今までは理不尽な暴力に泣き寝入りするしかなかったけれど、僕達は晴れてそういう関係になったのだ。
 ふふっ、いつでも仕返しできる。
 白梅にはずっと僕のものでいてもらわなくっちゃね。




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