花咲ランと格闘H


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 地下格闘場、そこではLBXの強化パーツを賞品とした格闘大会が開催されていた。
 素手で戦うという以外には反則や禁止行為は定められておらず、相手が降参するか、または意識を失うなどして試合続行不可能とみなされたに勝敗判定が下される。
 自分なら勝てると思った花咲ランはその大会の出場者として出場し、優勝賞品のために勝利を目指していた。花咲流真空空手を身に付け、シブヤタウン武道大会で勝ち残った実力なら正気は充分にあった。
 勝負はリングの中で行われる。プロレスやボクシングを彷彿させるリングの中で出場者はぶつかり合い、周囲を囲む観客が歓声をあげる。
「ハァ!」
 一回戦、空手着をまとったランは飛び蹴りで屈強な男を蹴り飛ばす。男は鉄柵で囲まれていたリングの壁に打ち付けられ、ぐったりとして意識を失う。
「勝者! 花咲ラン!」
 審判の判定によりランの勝利が確定した。
「うおぉおおお!」
 周囲を囲んでいた観客は歓声をあげる。
 勢いに乗って二回戦も三回戦も勝ち進み、瞬く間に決勝戦へ進んでいく。
「楽勝、楽勝っ」
 順調な勝利にランは微笑み、天井から吊り下げられたトーナメント表を見た。電子パネルであるそれにはランの顔と名前が表示され、同時に決勝の対戦相手も映し出されていた。ランと決勝相手の画像が半々で、中央に「VS」と文字が入れられている。
 この大会で少女が勝ち進むなど前例のないことである。確かに賞品に目をつけ出場した女格闘家も過去にはいたが、そのほとんどは男の腕力の前に敗れ去っていた。それだけ生物学的な差は大きいもので、ここでは女が一回戦を勝ち抜くだけでも珍しい。
 ところが、今は一人の少女が準決勝へ進出だ。
 異例の事態に観客も興奮し、決勝相手である男も闘志が湧き立っている。
 やがて二人はリングで対峙し、試合開始の宣言を待つばかりとなる。
 決勝相手は長髪の優男であった。これまで図体のでかい筋肉隆々の男ばかりが出てきた中では、これほどほっそりしたスタイルの男は珍しい。ランが注目されるのは当然だが、彼もまた細身の体格で勝ちあがった観客の期待の的である。
 観客にとっては強敵同士のぶつかり合い。戦いを前にした独特の緊張を覚えているのは二人だけではなく、ラン達を見守る一人一人までがごくりと行きを飲んでいた。
 そして、ゴングが鳴り響く。
「試合開始ィイイ!」
 審判の開始宣言と同時に二人は動く。
「おりゃあああ!」
 先手必勝、ランは正面から拳を繰り出す。目にも止まらぬ動きだ。常人ならば反応する暇も無く一瞬で倒され、意識を失っていてもおかしくはない。
 しかし、長髪は難なくそれを回避した。まるで紙が風にでも煽られるようなひらりとした動きで体躯を捻り、ランの拳は空振りに終わる。
 さらに――

 もみっ

 長髪の手はランの胸を揉んでいた。回避するばかりかそのまま背後に回りこみ、後ろから抱きつき、空手着の内側に手を差し込んでいたのだ。小ぶりで可愛らしい胸なので、ブラジャーは付いていない。長髪は生乳のわずかな膨らみを弄び、乳首を指で虐めていた。
「ち、痴漢! 変態!」
 ランは後ろに肘打ちを放つが、かわされた。それどころか避けるついでに空手着を肌蹴させられ、十三歳の未熟なボディが綺麗にむき出しにされてしまう。
「おおお! 最高だ!」
「期待できる体してるじゃあないか!」
 観客はランの幼い肉体に沸き立ち歓声をあげた。
「いやぁ!」
 ランは即座に両腕で胸を覆い隠し、その場にしゃがみ込んでしまう。乳を揉まれた上に自分の上半身を衆目に晒され、一瞬にして羞恥は最高潮に達していた。耳まで真っ赤になりながら空手着を直し、構えなおす。
「この変態……。あんた絶対に許さない!」
 ランは涙目で赤面しながら長髪に喚く。
「じゃあかかって来いよ」
 長髪はニヤついた顔でランを煽った。
 ランは怒りをぶつけるように飛び掛り、正面からの突きを繰り出す。またもひらりと回避され、そのついでにお尻を撫でられた。
「――! この!」
 また触られた。ランの背後へ回った長髪は軽やかに手を伸ばし、さも華麗さを演じるようにお尻を撫で上げ、腕を振り上げた腕でフィニッシュポーズを決めたのだ。
 そんな彼を回し蹴りで彼を鎮めようとするが、今度はしゃがむようにしてよける。長髪はランの足をくぐって後ろへ回り、同じようにお尻を撫で上げる。
「変態変態変態! 絶対ぶっ飛ばす!」
 ランは激しい攻撃を連続する。拳撃と多彩な蹴りとの組み合わせで攻め続けるが、そのことごとくが避けられ、そしてそのたびにランはお尻を撫でられた。
 いくら攻めても攻撃は当たらず、痴漢行為を繰り返される。強かったはずの少女がいいようの弄ばれている姿に観客は興奮し、やがて長髪の応援が広まっていく。最初こそランの勝利に賭けていた客達もいたが、もはやそれはランへの辱めへの期待に摩り替わり、純粋にランを応援する声は一つもなくなってしまっていた。
「みんなも期待していることだし、そろそろストリップタイムと行こうか」
 長髪は攻撃の連続をくぐり抜けるすれ違い様に帯を狙った。一瞬の動きで結び目を器用に解き帯びを引き抜き、リング場外へ投げ捨てた。
 ランの空手着からはらりと前がはだける。
「こ、こんな……! 卑怯者!」
 胸を見られまいとランは自分の体をガードした。
「どうする? ランちゃん。そうやって隠しながら闘っていたら不利になるぜ? 攻撃はしずらいし、避ける時もバランスが悪くなる」
「最低っ! こんなのルール違反よ!」
「ルール違反? 素手で戦うって以外にルールがないのがこの大会だぞ? 素手であるならどんな技や格闘技術を使っても構わない。自分に有利になると思うなら、相手の服を剥いでもかまわないんだよ」
「だからってこんなの!」
「文句があるなら、俺に勝ってから言うんだな」
 長髪はいやらしく引き攣った笑みを浮かべ、じりじりと一歩ずつランへ迫っていく。ランは冷や汗を垂らしながら後ずさりした。
 腕で押さえていなければ、空手着の中身は確実に見えてしまう。しかし、丈のヒラヒラするこの状態では動きの邪魔にもなる。いっそのこと脱いでしまった方が逆に動きやすいが、乙女にできるような決断ではない。ランは胸元でクロスした腕をきつく固めた。
 長髪が接近してくる。
 ランはさらに一歩後ずさる。
 そして……。
「やぁああー!!!」
 ランは足技を使った。放たれた上段回し蹴りを長髪は背中を反らすようにしてかわすが、二発目の蹴りがくる。回し蹴りの勢いでそのまま身体を回転させ、もう片方の足を振り上げかかと落としを繰り出したのだ。
 背中を逸らした姿勢では回避できない。
 決まるのは確実に思われたが――。
 ――まるで真剣白羽鳥でもするように、長髪は両手でランのかかと落としを受け止めた。背中を反らしたどう考えても動きの取りにくい姿勢から、かかと落としを受け止めてもなおも踏ん張り、反らした身体の角度を落とさない。
 長髪は掴んだランの脚を抱え込み、自分の身体をうつ伏せ向きに捻る。ランを地面へ引き倒し、器用に寝技に持ち込んだ。
「は、離せぇ!」
 ランはもがくが、長髪はその肉体をがっしり捉えて離さない。両足で胴体を挟み込み、首に腕を回してランを仰向けに取り押さえた。
「さーて、色々楽しませてもらおうか」
 長髪ははだけた胴着に手を忍ばせ、未熟な乳房を揉みしだく。
「変態ぃ……やめて……!」
「おらおら、こっちはどうだ?」
 魔の手が股の大事な部分へ伸びる。
「そ、そこは!」
「ほーら、じっくり弄ってやるよ」
 ねちっこい指つきがランのアソコをいやらしくマッサージし、ランは怖気を覚えて一層激しくもがく。しかし、どう身をよじっても長髪の寝固めからは脱出できない。
「ちょっと、変な場所触らないで!」
「まあそう言うなよ。観衆の前でたっぷり気持ちよくしてやる」
 長髪はランの首筋に吸いつき、その皮膚にいくつもの跡を残す。
「はなせぇ……!」
 なおもランはもがき続けるが、長髪のがっしりとしたロックは一切の抵抗を封じ込める。足を暴れさせれば、長髪もまた足を絡め、腕を使えば押さえ込まれる。身をよじっても体重をかけられて、ランには何もなす術がなかった。
「ほうら、みんなにも見てもらおうぜ?」
 長髪は姿勢を変え、ランを抱き起こした。両腕を後ろに封じながら足を絡ませ、強制的な開脚からランは足を閉じられない。
「こんなことして、恥ずかしくないの?」
「はっ、恥ずかしいのはお前だよ」
 そして、長髪は胴着を脱がした。
「きゃぁあ!」
 ついに上半身を剥き出しにされ、――うぉおおおお! と歓声が響く。
 ランは小ぶりな胸を隠そうともがきにもがくが、両腕が後ろの状態でボディをがっしりロックされている。隠したくとも隠すことが出来ない状況に、ランは涙ぐむしかなかった。
「ここからがショーの本番だ。みんなに恥辱の姿を見てもらうんだ」
「いや! やめて!」
 長髪はランの胸を揉みしだき、指先で乳首を摘む。球を転がすようにじっくりと攻め込んで、右手を胴着のズボンへ忍ばせる。その中のパンツの内側に手を差し込み、恥丘を存分に愛撫した。
「ここはどうだ? ん?」
「こんなの絶対許さない!」
「許さない? ははっ、だがこんなに濡れてるじゃねーか!」
 溢れ出した愛液を指に絡ませ、長髪はわざとらしく見せ付ける。
 ランは赤くなって顔を背けた。
「そんなの見せないで……」
「くく、大勢に見られて感じてるんだろ? 気持ちいいんだろ?」
 耳に舌を這わされて、ランはびくっと身を縮める。
「くっ、気持ちいいわけ――」
「さあて、ズボンも脱いじまおうか」
 ランは仰向けに押し倒され、そして一瞬のうちにズボンの紐をほどかれ、腰からずるりと引き降ろされる。
「いや! やめ――」
 抵抗しても、もう遅い。
 ランが手でズボンを押さえようとするよりも早く、長髪はそれを脱がしきった。
 パンツ一枚。
 胴着は半脱ぎで乳房を露出しきった状態。
 そこからさらに、パンツさえも奪われて――。
 ランの恥ずかしい部分は全て外気に晒され、その痴態に観客の興奮は高まっていく。長髪はその幼い乙女の園を指でじっくりと攻め上げて、割れ目のラインをなぞっていった。
「どうだ? 気分は」
「こんなことして、タダじゃ済まないから!」
「タダじゃ済まないのは君の方だと思うね」
「んんっ!」
 長髪は乱暴なキスでランの唇を塞ぎ、舌先を侵入させてランの口内を犯し尽くした。歯茎をなぞり、歯の裏側をなぞり、そしてランの舌べらを自分の舌に絡め取り、互いの唾液を絡ませ合う。二人の口のあいだにはねっとりとした糸が引いていた。
 こんな形でファーストキスを失うなんて、散々嬲られた挙句に泣きたくなる。
「どうだい?」
「どうだいじゃないわよ! 初めてだったのに……」
「そいつはいいものをもらった。お礼に俺からのプレゼントだ」
 そして長髪は自分のズボンの紐を解く。取り出したのはでかでかと膨れ上がった硬い肉棒であった。
「ま、まさか……」
 亀頭が入り口にあてがわれる。
「ああ、突っ込んでやるよ」
 長髪は一気に腰を沈め、ランの破瓜を貫いた。
「そ、そんな! 駄目ぇ!」
「そう言うなって」
 懇願し、抵抗するランの両腕を押さえつけ、長髪な無慈悲に腰を振る。ピストンの接合部からは初体験の血がほのかに流れていた。
「おおっ! ランちゃんのヤられ姿!」
 沸きあがった観衆はそれぞれの携帯やスマートフォンをリングへ向け、あらぬ姿を撮影し始める。中にはきちんとカメラを持っている者もいた。
「抜いて! 抜いて!」
 ランの声は届かない。
「ほらほら、出すぜ?」
「だ、駄目! やめてぇぇえ!」

 ドピュ!

 決勝戦、敗北したランは裸のまま力尽きる。
 恥丘の狭間からは出された精液をこぼしていた。

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