歴史のある国で(師匠)


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   *元ネタ:8巻「歴史のある国」


     ***


 とある国で少し背の低いハンサムで若い男が捕まりました。男は特に悪いことをしたわけではありませんが、手持ちの宝石を売ろうと宝石屋へ行ってから、通りへ出た途端に警察に逮捕されたのです。
 男は一瞬、パースエイダーを抜いて警官全員を二秒弱で撃ち殺してやろうかと思いましたが、
「…………」
 考え直してやめました。
 パースエイダーや所持品を取り上げられて手錠をかけられた男は、警察の車に乗せられる時に、宝石矢の店主が警官にお金を渡されているのを見ました。
 こうして、男は無実の罪で捕まりました。


「最後に一言、お別れを言うことはできますか?」
 そう言った女性がいるここは、国の中央にある大きな建物の一室です。女性はつややかな黒髪を持つ妙齢の美人です。
 女性の座る机の反対側に、偉そうな勲章は刺繍がある制服を着た中年の警官がふんぞり返って座っていました。その他、数人の警官が立っています。ブラインドの隙間から見える外の景色は、西に傾いたお日様に反射してなかなか綺麗でした。
「だめだな。何せ重罪人だ」
「そこをお力添えいただけると嬉しいのですが」
 女性はそう言いながら、懐からゆっくりと金貨を一枚取り出しました。それを見た中年警官の顔が緩みます。
「ふむ……。少し足りんな」
 すると中年警官は髪に要求するものを書いて女性に見せます。
「…………」
 それを見た女性な一瞬、パースエイダーを抜いて中年警官を撃ち殺してやろうかと思いましたが、考え直してやめました。
「どうする?」
「…………」
 女性は考え込んでいます。
 その様子を見た中年警官は、
「警官に買収を持ちかけた罪は重いが、どうする?」
 ささやかな脅迫を行いました。
「ここは従った方が懸命のようですね」
「では決まりだな。お前達は外に出ていろ」
 中年警官が偉そうに指図をすると、他の立っていた警官たちは、ぞろぞろと部屋を出て行きます。
 女性と中年警官で、二人きりになりました。


 そして、中年警官の「咥えろ」という言葉に従って、椅子で偉そうにふんぞり返った股のあいだに女性は膝をつきます。カチャカチャとベルトの金具を外し、抵抗がありそうな顔でチャックを下げると、女性は中年警官のペニスに唇を近づけました。
「はむぅぅ…………」
 ペニスを咥えました。
 女性は頭を前後に動かして、舌も使って刺激を与えます。中年警官は満足そうな顔で腕を組んで、そんな女性の顔を上からニヤニヤと眺めています。
「んんぅ……んじゅぅぅ…………」
 中年警官のペニスはとても太くて、咥えるためには口を大きく開かなくてはなりません。唇をリングのように丸く開いて、肉幹をきつく締め付け、舌を懸命に這わせています。
「やっぱり、女はこうでなくっちゃな」
「じゅるぅぅ……じゅじゅっ、じゅぷぅ…………」
 女性にとって、悪徳警察が権力を牛耳っているのは、この国を訪れた時からの予想通りのことでした。だから今回は大人しく、特に悪さはしないつもりでいましたが、こんな自体になったのは予定外です。
「んぷっ、はぷぅっ、じゅじゅるぅぅ…………」
 中年の熟れた肉棒の皮膚の味は、女性にとってとても嫌なものでした。
「俺は服を着せたままするのが好きでな」
「なるほど、丸裸でなくてもいいのですね」
「胸だけ出して、パイズリをやれ」
 かなり偉そうな命令口調です。
「…………」
 女性は黙々と、ジャケットの内側に来たワイシャツのボタンを外し、その中の黒いブラジャーをたくし上げ、乳房だけを出して中年警官のペニスを挟みます。熱さと硬さを乳肌で感じ取りながら、女性はペニスをしごきました。
「そのまま先っぽを舐めろ」
 自分の谷間に顔を埋め、女性は亀頭をペロペロと舐めました。女性の舌で亀頭は唾液濡れになっていき、先走りの汁の味が女性の口に広がります。
 しばらくパイフェラを続けていると、
「さて、そろそろ本番だな」
「…………」
 本当に不本意ですが、今は仕方がありません。
「机に両手をついて、丸出しのケツを突き出せ」
 中年警官は偉そうに命じます。
「こうでしょうか」
 女性はベルトを外してチャックを下げ、嫌なのを我慢しながら、ショーツごと膝の位置まで脱いでいきます。丸出しの尻を差し出すと、中年警官は右手で股間を包み込むようにして、揉むように愛撫を行いました。
「んっ、ふぁ…………」
 手の平の温度にアソコが包まれ、女性はとても嫌でしたが、同時に感じてしまいます。
 中年警官は毛の生え揃った草原地帯をまさぐって、割れ目を指先でなぞります。プニっと膨らむ肉の扉にマッサージを施して、もう片方の手では尻たぶを撫でています。
「んくぅ…………!」
 女性は机に置いた両手を握り締め、一生懸命我慢しました。
「んっ、うっ、はぁ……うぅ…………」
 にちゅりにちゅりと愛液の音が鳴り、下腹部全体が甘い痺れに包まれても、女性は冷静な表情を崩しません。
 辛抱強く、女性は陵辱に耐えました。
「さて、お待ちかねの挿入タイムだ」
 中年警官はポケットから取り出したコンドームを装着して、亀頭を入り口に押し当てるようにしながら、女性の膣内に狙いをつけます。
 そして一気に、
「――ひうぅっ!」
 中年警官は膣内を貫いて、女性の背中は反り返りました。
「あっ、あふぅぅ…………!」
 女性は自分の中に入ったものの太さに歯を噛み締め、脂汗をかき始めます。
「お? なかなかの名器だ」
中年警官は得意になってピストン運動を開始して、パンパンと尻に腰を打ちつけます。尻肌を叩く軽快な音に混じって、ニチュニチュといやらしい水音が響いています。
「んはぁっ、ああ…………!」
 太い剛直の出入りが桃色の肉壁を抉り、女性は太ももを震わせます。屈辱の中で喘ぎ声を吐き出して、背中を何度も弓なりに弾ませていました。
 女性は感じたいわけではありません。
 それなのに、
「――あっ! あふぁ――んはっ、はぁぁぁ!」
 喘ぎ声が止まりません。
「どうだ? 俺のチンコが気持ちいいだろう」
 中年警官は勝ち誇った笑みを浮かべて、お尻をペチペチと叩いています。女性は悔しくて悔しくて堪りませんが、ここでパースエイダーを抜いてしまえば、肉体を差し出した意味がなくなってしまいます。
「くっ、ふぅ…………!」
 膣壁の閉じ合わさった狭間は、肉棒の出入りによって何度も何度も押し分けられ、快楽の電流が背筋まで走ります。痙攣のように太ももが震えて、もう下半身から力が抜けそうです。
「ほーら、出るぞ?」
 そして、中年警官は射精しました。ドクドクと吐き出される白濁が、女性の膣内でコンドームを膨らませ、女性はゴム越しの精液の熱さを如実なまでに感じていました。
「……済みましたか?」
 屈辱を堪えて、女性は冷静に尋ねます。
「ああ、これで面会はできる」
「なるほど、もう一回分ですね」
「そうしないと、警察を買収しようとしたことを見逃せないからな」
 中年警官は新たなコンドームを装着して、今度は正常位を要求しました。女性は仕方なく机の上に仰向けになり、脚を開いて挿入を受け入れます。
「――――っぁ!」
 女性は首で仰け反りました。
「どうだ。俺のチンコの味は」
 胸を両手で揉みながら、中年警官は上から腰を振っています。その勝ち誇った笑みがよく見えるので、女性は何だか負けた気分に陥って、なるべく目を逸らしながら時が過ぎるのを辛抱強く待ち続けます。
 ずちゅり、にちゅりと、肉棒が膣内を突き捏ねる音がよく聞こえます。
「あふぅ……ふっ、ふぁぁ…………!」
 感度の良い乳首が弄られ、首でよがり、何度も髪を振り乱します。
 中年警官はとてもニヤけていました。
 勝ち誇っていました。
「もう一回だ」
 二度目のセックスが終わるとそう言います。
「……仕方がありませんね」
「今度はお前が上になれ」
 そうして、あと三回以上はセックスが行われました。
 何度も何度も貫かれ、女性はやっとのことで面会の特例を得て、連れであるハンサムな男性に会うことができたのです。




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