季風鳴の処女セックス


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 そのラブホテルにはムードを醸し出すための証明が接地され、壁も天井も含めた部屋全体に妖しい桃色がかかっている。真っ白だったベッドシーツも彩りに染められて、そしてそこには一人の中学生ほどの少女が震えていた。
 季風鳴、十五歳。
 黒髪を赤い紐リボンでポニーテールにまとめているが、服は一枚も着ていない。ベッドの上でしゃがみ込み、両手で胸とアソコを必死に隠し、脚も閉ざして片隅へと逃げている。
「どうしたのかな? 緊張しているのかな?」
 鳴へと迫るオジサンは円形ハゲだ。表情はいやらしく歪み、いかにも卑猥なことを考えている目つきの下では、鼻の下がすっかり長く伸びきっている。脂肪でよく肥えた腹は丸くとぷんと突き出ており、縮れた胸毛と腹毛は言っては悪いが汚らしい。
 はっきりと述べてしまうなら、このオジサンは最悪のルックスの持ち主だ。風呂は入るし歯も磨くし、本当に汚らしいわけではないのだが、印象的にはそう見える顔や体格である。
「あわわわわ……あばばばば……」
 いっそ全身痙攣でもしているのかと思うほど、鳴はガタガタと震えている。
「うへへぇ、可愛いねぇ? 鳴ちゃぁぁん?」
 オジサンがにじり寄れば、鳴は後方へ逃げよう逃げようと身をよじる。しかし、とっくに壁に背中がついており、もう後ろには動けない。壁際に追い詰めた獲物に迫り、下衆の微笑みを浮かべるオジサンの姿は、変質者とそれに襲われる少女の構図に見えてしまうが、決してそういうわけではない。
 これは、接待なのだ。
「そんなに緊張しなくてもいいんだよ?」
「すすすす……すみましぇ…………」
 少なからず職務に事情の絡んだ性接待であるからして、鳴は上ずった震えた声で謝る。
「ほら、オジサンがちゃーんと教えてあげるから」
 伸ばされた手が、その指先が、そっと鳴の肩へと触れた。
「ひっ!」
 たったそれだけで、鳴はビクンと頭を弾ませ、より一層緊張で体中を強張らせる。

 ――どどどど、どうしよう! どうしよう!?

 どうしようもこうしようも、ない。
 ここまで来て、お互いに全裸である。気弱な性格である鳴が、まさかこの状況から逃げたり暴れたりできるわけでもなく、またオジサン側も最後までやるつもりだ。季風鳴がここで処女を散らすのは、もはや決定事項とさえいえた。
「まずは腕を下ろして、オジサンにおっぱいを見せてごらん?」
「はははは、はい!」
 完璧なほどに裏返った震え声は、元々がどんな声であったのかがわからない勢いだ。冗談かと思うほどの極端な緊張ぶりのまま鳴は、胸を隠していた腕を下げ、まだ誰にも見せたことのなかった乳房をオジサンに曝け出す。
「おおおお! 可愛いねぇ?」
 丸くありながらも、さして大きすぎるわけでない。控えめといっても、貧乳というわけではない。平均的なサイズであるが故、十五歳というその年齢らしい初々しさと、初めて異性の視線を浴びる恥じらいが、滑らかな乳肌からは放出されていた。
「ひぅぅぅぅぅぅ……!」
 耳まで染まりきった鳴の熱い顔からは、もはや蒸気が立ち上ってもおかしくない。頭が沸騰しているといってもよさそうなほど、鳴の心は羞恥一色に煮立っていた。


 銃よりも、戦車よりも、刀剣こそが力を持つ時代。
 剣による犯罪を防ぐため、世界中の刀剣の回収・保管を行うため、東アジアや欧州諸国を中心に発足したSEASであるが、果たして今の時代に本当に純粋で高潔な剣士が、一体どれほどいるものか。
 季風鳴は第二十一人目の善鬼国綱の継承者にして、封刃抜刀術の使い手であるが、分家の子である鳴は、血筋を重視する組織全体の風潮において異端である。考えの古い石頭も多くいれば、一発逆転を狙って他人の失脚を狙う輩もいる。隙あらば出る杭を叩かんと考える者共が数多い中で、鳴には付け入る隙が多かった。
 そこで鳴の周りにいた大人は、鳴を庇護する後ろ盾を置こうと考えた。無論、ただ鳴を守るというより、鳴を売ることによってついでに自分達も得をしよう考える目論見である。名高い季風の娘となれば、抱きたい男は五万といる。鳴や季風家全体のメリットを約束してくれる権力者は簡単に見つかった。
 口八丁手八丁の大人にかかれば、押しの弱い鳴を言いくるめ、反論すら許さないままあれよあれよという間に話をつけることなど容易なことだ。
 言われるままに、断りきれず。
 権力者の相手をさせられる羽目になったはおろか、しかもこれは今後の自分や身の回りの人間の人生を左右する大事な役目であると、重要なお勤めであると諭されている。半ば騙されるかのように使命感を植えつけられ、鳴はかくして抱かれるのだ。


 ニヤけているオジサンは、我が物顔で手を伸ばしては鳴の乳房を揉もうとする。触られるなんて恥ずかしい鳴は、反射的に腕でガードをしてしまうが、それが悪いことであるかのようにオジサンは鳴をたしなめる。
「こら、隠すのはやめなさい」
「……すみません。ごめんなさい」
 鳴の方が、謝る側の人間だった。申し訳なさそうに腕を下ろすと、無防備となった乳房にオジサンの両手は喰らいつく。獲物を捕らえた肉食獣がゆっくり味を楽しむように、じっくりと手の平に馴染ませて、この年齢特有のやや硬めな触感を堪能した。
「本当に初めてって感じがするねぇ? 鳴ちゃぁん」
「は、はいッ、初めてでその――」
「大丈夫大丈夫。その辺の話は聞いているから、今日は慣れるところから始めよう」
 初心者に優しくレクチャーといえば聞こえは良く、まるで気の良い先輩であるように鳴の頭を撫でるオジサンだが、要するに自分専用の性処理道具として好きなように育てようとしているのだ。
「お願い……します……」
 いやらしさ満載の顔のオジサンに頭を下げるなど、いくら鳴でも嫌なことだが、自分の立場を弁え我慢している。
 これくらいしかできないから、これが役目だから……。
「さて、座ってごらん?」
「――はっ、はいッ」
 正座であれば、太ももでアソコが隠れるのでいくらかマシだが、胸を隠せば「見せなさい」と注意してくるので、両手はきちんと膝に乗せ、背筋は真っ直ぐ伸ばさなくてはならない。
「ほら、見てごらん?」
 オジサンは鳴の眼前に勃起した肉棒を突きつけた。
「ひゃうッ!」
 ビクっと顔を後ろに引いた鳴は、あわあわと焦ったような驚いたような、恥ずかしそうな赤ら顔で、思わず目を背けそうになってしまう。しかし、見てごらんと言われた手前、見なければ役目を真っ当できない。
 耳まで赤く染めた顔から湯気さえ上げ、パニック同然といえるほどに胸中では羞恥を膨らませて、視線はペニスに釘付けにしていた。
 ちゃんと見なくちゃ――。
 言われたことはきちんと守る優等生のような気持ちで、はち切れんばかりの怒張の反りや亀頭の口を観察する。皮からは血管が浮かびあがり、ピクピクと小刻みに脈打つ様子をしっかりと確かめた。
「どうだい?」
「初めて見て、とても太くて、恥ずかしくて――」
 つい俯きたくなってしまうが、傾いていく顔から上目を向け、なんとか目を背けてしまわないように努力する。恥ずかしいけど言われたことはやろうとしている鳴の姿は、オジサンとしては非常に萌える。
 触れさせんばかりの突きを放てば、ビクっとしたような顔で首を引っ込め、ブラブラと左右に揺らせば素直までにそれを目で追う。
「いいねぇ? 鳴ちゃん。触ってみようか」
「――へ? え? あ、さ、触るんですか?」
「そうだよ? 両手で優しく包んでごらん?」
 そう言われて鳴は、恐る恐るといった手つきで、まずは長く伸ばした人差し指を亀頭の先へ近づける。
 ちょこん、と。
 指の腹で亀頭を押した。
「――ひッ!」
 そして、まるで熱いものに触れて反射的に手を引っ込めるかのように、鳴は思わず手を引いてしまっていた。
「ほら、頑張って頑張って!」
 鳴を励ます口調と顔つきだけは、頑張る娘を応援したい父親のそれとよく似ている。
「……頑張る! 頑張ります!」
 そしてペニスに指を絡める鳴の面持ちは、大切な使命でも果たすような真剣そのもの。絹糸のように柔らかい手の平が、ふんわりとした触感がペニスを包み、オジサンの肉棒は快感に震えた。
「ようし、いいよ? シコシコしてみよっか」
「はいッ!」
 たどたどしく、右手が動く。力加減がなってはおらず、前後する握力はとても緩い。せいぜい少しばかりの指圧を加え、遠慮がちな力を込めるのみだが、それら全ては初めてだからこその手つきである。
 まだまだ触ること自体への抵抗もあり、鳴はどこまでもぎこちない。無駄にゆっくり、慎重に行われる前後運動。親指と人差し指のリングがカリ首を擦るのは、もちろん知識があってのことではない。
 これでいいのか、きちんどできているのかを気にしつつ、鳴は時折恥ずかしそうにチラチラとオジサンを見上げていた。
「あの……どうでしょうか……?」
 不安そうな面持ちの鳴。
「うん。すごくいい」
「よかった。ありがとうございますっ」
 オジサンに褒められると、少しだけホッとした嬉しそうな顔を浮かべるが、もちろん手コキが楽しいわけではない。本当はやりたくないことを、使命や役目と思ってしていることには変わりなく、すぐに曇った表情へと立ち戻った。
「先っぽから透明なものが出ているだろう?」
「はい」
「これはね。エッチなお汁なんだよ? 気持ち良くなると出てくるんだ」
「……じゃあ、上手くできてるんだ」
 どこか弱気な微笑みは、一種の諦観である。
「左手が空いてるねぇ? お汁をヌルヌルと撫でてくれたら、オジサンもっと気持ちいいな」
「……こうですか?」
 右手でのしごきは続けながら、左の指先で亀頭を撫でる。ヌチュリと、指の腹にはカウパーが絡みつき、鈴口から根元にかけての芯を焦がすような快感が、オジサンを大いに悦ばせた。
 往復運動が積み重なるにつれ、鳴の手の平には肉棒の記憶が焼きつく。
 鳴は五感に優れている。それこそ、肌に浴びる風で周囲の気配を読めるほど。手の触覚に伝わる肉棒の温度と硬さは、手首から肘へと、さらには肩にまで伝達され、細やかな脈動の全てまでもを理解する。
「今度はお口でペロペロしよっか」
「うぅっ、これを口に……」
 手で触るのとは比較にならない、より一層の抵抗があるのだろう。そもそも鳴は今日まで性知識というものがなく、子供の生み方や性技の作法は、こういう接待をさせられる直前になって教えられた。
 ペニスといえば、オシッコを出す場所というイメージが強い。
 それに口をつけるだなんて――。
 しかも今は、先端がカウパー濡れだ。
「嫌かな?」
「――い、いえ! やります! やりますから!」
 ぬらりと唾液を纏った桃色の唇を接近させ、接着しようというギリギリのところで、嫌悪と抵抗で鳴は一時的に停止する。目を瞑ることで意を決し、役目を果たさなくてはと自分自身の背中を押すことで、ようやく亀頭に唇を押し当てた。
 その光景はペニスへのキス。
 足を正座に折り畳んだ姿勢から、首の角度をやや上向きにして唇を捧げ、ファーストキスをペニスに散らしている姿は、まるで男根に仕える従者である。鳴の鼻腔には肉棒の香りが流れ込み、唇の触覚は亀頭のぷにりとした感触を確かに捉える。
 唇が一センチほど離れれば、鈴口との狭間に粘液の糸。唾液と先走り汁の混合した鳴とオジサンの銀糸である。
 ぴとっ、と。
 小さな口から伸びる舌先が、オジサンの亀頭に触れた。
「おおおっ、いいよいいよ! そのままペロペロってするんだよ?」
 嬉々としたオジサンは興奮で鼻息を荒くする。
「……はい」

 ――ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ。

 初めての拙さと抵抗感と、緊張によるたどたどしさの全てを含んだ舌遣いは、実に可愛らしげにカウパーを舐め取っている。その味は鳴の味覚に確かに広がり、亀頭は鳴の一舐めごとに唾液を着込む。
「奥まで飲み込んでね。フェラチオして欲しいな」
 鳴は唇を押し進め、決して広くはない口腔の表面積に可能な限りを受け入れる。
「……んうぅ……んぷぅ……くぷ、くぷ、んぷん」
 顎を大きく開くことの負担感を覚えつつ、遠慮の強い往復運動が肉棒を刺激。口技の技巧などあろうはずもなく、べったりと張り付いた舌はシンプルの前後へ動くのみ。口に対して肉棒が太いが故にどうしても生じる甘噛みが、皮をかすかに引っかいている。
「ヨダレをいっぱい使ってね。音を立ててくれると嬉しいな」
「じゅずぅぅ……じゅっ、ちゅるぅぅぅ……」
「さて、射精しちゃうよぉー」
 楽しげなオジサンは、鳴の後頭部を両手で押さえ込む。

 ――ドクゥゥ! ドクッ、ビュルン! ビュルルン!

 口内に放出される白濁が、舌と頬の内側をまんべんなく塗りつぶす。舌には青臭い味が広がりゆき、口をすぼめながら引き抜くように言われた鳴は、一滴もこぼさないように気をつけながら口を離した。
 そして、口には精液を含んでいる。
「飲んで?」
 ニッコリと、オジサンは微笑んでいる。
「――ゴクン」
 喉を鳴らした嚥下により、精液は食道へ流れ込む。粘り気で壁にへばりつくようにしながら、下へ下へと移動して、やがては胃袋の中に納まる。これが消化され、栄養として身体中に行き渡るのかと思うと、
「うぅぅぅ…………」
 鳴は俯くしかなかった。


 二つの性技術を教えたあとは、その肉体に直接経験を与えるだけだ。
 仰向けに横たわる鳴は、胸やアソコを隠すことなく曝け出す。もちろんオジサンが隠しては駄目だと言いつけたからで、本当は隠したそうに両手はそれぞれの位置を彷徨う。アソコを隠したがる右手は太ももの上を這いずり、胸を隠したがる腕は腹の上だ。
「うひひっ、おっぱいおっぱい」
 オジサンは欲にまみれた下品な表情を隠しもしない。堂々といやらしい顔を浮かべて、鳴の乳房を揉みしだく。
「…………」
 そこに垣間見えるは諦めの感情。
「それにしても、大変だねぇ? こんなお役目をさ」
「わたし、他にできることなんてなくて……」
「ハハハ! 大丈夫だよ。オジサンがちゃーんとエッチな女の子にしてあげるからね?」
「そ、そんなこと……」
「ほら、君はオジサンに色々として頂くお立場なんだから、きちんとお願いしないと」
「は、はいッ。お願いします。わたしを、えっちに……」
「うん。エッチにしてあげちゃうよぉ?」
 オジサンは秘所の薄い茂みに指をやり、撫でるように掻き分ける。まるでヘラで掘り込んだ芸術的な直線美であるように、ぴったりと閉じ合わさった肉貝は、まだ一人も男を知らない処女穴だ。
「ひぅぅぅぅぅぅ……」
 縦筋をなぞる愛撫を始めると、鳴の脚に緊張が走る。人差し指で円を描き、縦筋の周囲をぐるりぐるりと、何十人もの女を抱いた年季ある技巧で刺激を与えれば、鳴のアソコが湿り始めるまでそう時間はかからない。
「ほら、だんだん気持ち良くなるからねぇ?」
 オジサンの言うとおり、緊張で強張っていた脚の筋肉は、やがて強張るというより別の理由でその硬さを意地していく。例えるならオシッコを我慢して、内股を引き締めトイレまで必死に堪えるような、けれど決して尿意があるわけではない鳴は――感じているのだ。
「んっ……んぅ……んふぁぁ…………」
「どうだい? オジサンのテクニックは」
 愛液で滑りが良くなるなり、オジサンは指の腹に絡め取る。割れ目を直に上下になぞり、より強い刺激を鳴に与えた。
「あッ、あふぅぅぅ……んぅぅぅぅ…………」
 閉じ合わさった貝の狭間から、しだいにクリトリスの肉芽が突起する。そこに刺激を加えたなら、鳴はビクンと身をよじらせ、着実に淫らな反応を示していた。
「ほら、どうだい?」
 そんなことは認めにくい。
「あわっ、わわわわ、わたし……気持ちいい……です…………」
 自分が淫乱だと認めるようで、認めにくくて、だけど鳴は認めてしまう。
「それは鳴ちゃんがエッチな扉を開いたからだよ?」
 ぬぅぅっ、と。
 指先が挿入された。
「ひあぁぁぁぁ…………」
 鳴にはよくわかる。下の口が飲み込んだ人差し指は、果たしてどれほどの長さで、太さで、骨の凹凸を帯びているのか。膣壁を通して如実なまでに感じ取り、その指は巧妙な抜き差しによって鳴の感度を高めていく。
「おチンチンが欲しいって言ってごらん?」
「そ、そんな……」
 言えるわけがない。
 第一、いくら気持ちいいからって――。認められない。
「鳴ちゃん。男はね。女の子からおねだりされたら弱いんだよ。さあ、言ってごらん?」
 ……拒めるわけもない。
「お、おチンチン……欲しいです…………」
 淫語を口にすることすら恥ずかしくて、声のボソっとした鳴だが、オジサンは今日のところはと勘弁する。指を引き抜いた代わりにペニスを押し当て、亀頭が縦筋をなぞることで鳴は顔も脚も硬くした。
「仕方がないねぇ? 鋼の血統の娘からじききのお願いだ。オジサンは断れないよ」
 さも断れなくて弱ったような顔つきを披露しながら、オジサンは腰を押し込む。
 ぐちゅっ。
 と、愛液の絡んだ音が聞こえると同時に、破瓜の痛みが鳴の背筋を貫く。呼吸も、まばたきも、全てを忘れて目を見開き、やがて真っ白になった頭は、まるで水が少しずつ染み込むように放心した意識を回復させた。
「あッ、あぁぁ……! ナカに……わたしのナカに……!」
 その太さは狭かった秘穴を押し広げ、内側からの圧迫感に息を吐く。キツい。苦しい。根元まで埋まったそれは、膣の最奥にまで届いていた。
「そうだよ? オジサンのおチンチンが季風鳴ちゃんのおマンコに入ったよ?」
 見ればそこには、実に勝ち誇った表情が浮かんでいた。善鬼国綱の使い手たる季風鳴の処女を自分こそが奪ったことに歓喜して、およそ人間的とは思えないほど、おぞましいほどに歪んだ微笑を浮かべていた。

 これが、この人が……私の初めて…………。

 鳴の顔には悲しい諦めの色しかない。
「っぁ……!」
 肉棒が、動いた。
 下腹部に広がる圧迫感は、さっそくのように出入りを始め、鳴の膣を突き捏ねる。狭いが故に膣壁は力強く肉棒を締め上げ、水飴を溶かしたような熱い湯肉で圧している。ピストンに合わせて膣壁はぞよめき、肉棒に巻きつく粘り気はヌチャクチャと音を鳴らす。
 悲しみの涙が目尻に浮かび、鳴の頬を伝っていった。
 世間知らずであったからこそ、もっと白馬の王子と結ばれていくような、甘いロマンスに包まれてのことをどこか夢見ていたように思う。しかし、目の前にあるのは欲望の権化のような中年の微笑みだ。
「入ってるねぇ? 鳴ちゃんのナカにオジサンのチンポが入ってるねぇ?」
 愛液を挟んだ滑りの良い摩擦は、根元から先端までを満遍なく支配する快楽となり、ペニスの脈はピクピクと蠢き続ける。
「あうぅぅ……」
 鳴が自分で理解するのは、膣壁が粘土のように変形して、オジサンの肉棒とフィットするよう穴の形状を変えていることだ。

 ――ずちゅ、にゅちゅ、ぐちゅ。

 粘液が潰れるような水音は絶え間がなく、肉兜が最奥を叩くたびに鳴らされる。鳴は苦悶に髪を振り乱し、脂汗をかいて身体をくねらせた。
「オジサンのチンポがわかるかい?」
「……はい」
 あるのは征服を受ける実感。自分が相手のものとされている被支配感。まるで自分が大切な真剣勝負に負けた敗北者であるような気持ちさえ、鳴の胸中には膨らんでいた。
「へへっ、オジサンも光栄だよ。鳴ちゃんのおマンコが手に入ってね」
 果たしてオジサンはどこまで馬鹿げた持続力の持ち主か。
 処女の性交は一時間以上に渡って行われた。

 ずるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………………。
 にゅるぅぅぅぅぅぅぅぅ…………。

 本当にゆっくりと、スローペースで抜き差しは行われ、射精感があれば肉栓をはめ込んだ状態で一時止まって休憩する。好きなように胸を揉み、またしばらくすれば腰振りを再開。

 ずるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ――ずにゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ――――。

 一秒でも長く楽しむため、決してすぐに射精はしなかった。長時間にわたる結合は、鳴の下半身を肉棒に馴染ませて、すっかり痛みを取り払うには十分なものである。
 鳴にはもう、自分がどれほど犯されていたのかもわからない。
「ほら、オジサンのエキスをあげるよ?」
 やっとの射精は膣内で行われ、脈動した肉棒の先から白濁は放たれる。お湯がすぅーっと染み込むように子宮の中まで広がって、肉棒を引き抜いた穴からは愛液が混合した状態で流れ落ちた。

「これから、よろしくねぇ? 鳴ちゃん」
「……はい。よろしくお願いします」

 鳴の肉体はもう、このオジサンのものなのだった。




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