みらいのモフ姦


目次に戻る


 まだプリキュアの力に目覚める前……。
 リコとも、出会う前――。

 夢から目覚めた朝日奈みらいは、しっとりとした寝汗でパジャマを濡らして、息切れのような息遣いで肩を上下に動かしている。
「やだ……なんだったんだろう……あの夢…………」
 みらいが見た『夢』なのだが、不意にそこであった出来事の痕跡に気づく。
「濡れてる……」
 ショーツのクロッチにねっとりとしたぬかるみが染み込んで、アソコのあたりがヌルヌルとして気持ち悪い。見ればパジャマズボンの股にも染みは浮かんでおり、みらいは信じられないものを見る表情で自分の顔を覆っていた。
「…………そんな……私……お漏らし?」
 もう中学二年生だ。
 性知識が皆無だなんてことはないのだが、朝起きて股がぐっしょり濡れていれば、自分がこの歳でお漏らしをしてしまったような気分になる。
「あんな夢を見るなんて、私ってよっぽどモフルンと……」
 モフルンとお話がしてみたい。
 夢物語のような願望を抱くみらいは、生まれたときからモフルンと過ごしている。おばあちゃんがくれたぬいぐるみで、まるで兄弟のように大切に思っている。
 だからこそ、夢にまで出たのだろうか。
 あんな形で……。
 その夢の内容は――。

 ――ずっとみらいとエッチがしてみたかったモフー。

 丸裸でベッドの上に横たわったみらいへと、大きなモフルンが覆いかぶさっている。
「い、いま、えっちなことって言いました?」
 みらいはぎょっとした表情で、そのモフルンを見つめ返す。
 成人男性のような体格といえば一言で済むが、手足の指の作りにかけてまで、モフルンは人間とよく似た姿形と化していた。腹筋があり、胸板があり、首元も逞しい。いっそ着ぐるみ用のクマの被り物でも被ったという方が正しいようなナリをしていた。
 しかし、ならば生身の首と、頭を通すための被り物の穴の境目があるべきで、首から下の肉体も普通の肌色であるべきだ。モフルンは違う。クマの頭部と人型の肉体は完全に一体で、皮膚の色も元ぬいぐるみだと言わんばかりに茶色である。
「みらいはずっとモフルンとお話したいって思っていたモフ」
「……う、うん! 私もだよ?」
 嬉しい。
 嬉しいのだが、素っ裸でこの状態で、素直に喜べるかというと違う。
 どうしたって、みらいの笑顔は引き攣っていた。

 ――え? どうしてこんなことになってるの?
 ――なんで私、はだかなの!?

 少しばかり、パニックさえ起こしていた。
「だからみらいとエッチして、いっぱい仲良くなるモフ」
 モフルンはみらいの胸を揉み始める。
「ええええ!? なんでそうなるの?」
 みらいは慌てふためいて、軽く押しのけようとするのだが、仮にも大切なモフルン相手に本気で抵抗ということにはならない。
 だから、揉まれるままとなっていた。
 膨らみの薄っすらとした微乳に両手が這って、左右の五指が巧みに蠢く。掴み取るようにして指を食い込ませる揉み方は、しかし力を入れすぎない労わりがあり、少しずつ加減を覚えて着実に優しい愛撫となっていた。
「みらいのオッパイ可愛いモフ」
 大切なものを優しく労わるような揉み方は、確かに愛情が込められている。
「そ、そんなこと言われてもぉ……!」
 しかし、初めて裸を見せた上、触られまでしているみらいとしては、とてもとても緊張してしまう。
「みらいは嫌モフ?」
「そうじゃないけど……」
「だったら、モフルンと仲良くするモフ」
「……うん」
 恐る恐る受け入れて、モフルンの指遣いに集中する。
 踊る五指の片方は秘所へと移り、右手が縦筋をなぞりつつ、左手は乳房を揉み続ける。アソコまで触られているみらいはガチガチに硬くなり、恥ずかしくて顔も真っ赤になっていた。
「おチンチンを入れるモフ」
「え? いま、おチンチンって言いました?」
 みらいの表情が一変したときには、既に入り口に亀頭が押し付けられていた。膣奥へと進行していく肉棒が、狭い穴を左右に拡張させていき、内側から押し広げられるようなキツさにみらいは呻く。
「あぁ……うぅ…………」
「大丈夫モフ?」
「うん。なんとか」
「じゃあ動くモフ」
 すぐにピストン運動は始まった。
「――えっ、あぁッッ!」
 初めは様子を見るかのようにゆったりとした抜き差しで、モフルンはみらいの髪を優しく撫で上げながら動いている。

 ――は、入ってる!
 ――わたし、初めてシてるんだ……!

 まるで大事件に遭っているような衝撃で、半ば動揺しているみらいは、モフルンの愛情を心豊かに受け取る余裕がない。ほとんど緊張で強張ったままに腰振りを受け、頭が真っ白なままの時間が続いていた。
 濡れていくにつれペースは上がり、だんだんと水音が響き始める。

 じゅぷ……じゅぷ……。

 粘液を練り合わせるような卑猥な音が、静寂の中に響いている。
 そのペースは速まり――

 じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん!

 やがて激しく打ち付ける。
「あっ! ああ! だ、だめ! モフルン! モフルン!」
「イくモフ! イくモフゥゥゥゥ!」

 ――ドクン! ドクドク! ビュルン!

 膣内に熱いものが広がると同時であった。
 ――バ!
 と、勢い良く布団を跳ね返しながら、みらいは夢から目覚めていた。
「……夢?」
 そう気づくや否や、カァァァっと顔を赤らめて、みらいは一人俯くことになる。
「なんて夢見ちゃったんだろう。あんなすごくエッチな……」
 みらいの股は濡れている。
 夢の内容のせいか、熱く疼いた下腹部は、何かを求めてやまない。
「うぅ…………」
 そっとパジャマのズボンを脱ぎ、ショーツも脱いだみらいは、モフルンを片腕で抱き締めながら、そっと右手の指を秘所に押し合わせていた。
「――ひっ!」
 思いのほか強い刺激に自分で驚く。
 凄く、気持ちいい。
 すぐに取り憑かれたように手を動かし、いやらしい指遣いで自身の秘所を捏ね込んで、いつしか膣に指まで入れていた。
「あっ……あぁっ………………!」
 凄く凄く気持ちいい。
 どうしよう!
 私、イっちゃう……!

 ――ビクン!

 みらいは背中を大きく反らして絶頂していた。
 そして、快楽から覚めて、後々冷静になったみらいは思う。
「私ってはしたないのかなぁ……」
 けど、モフルンとはお話したい。
 できたら、いいな。

 その夢が数日後に実現することを、この時点のみらいはまだ知らない。




目次に戻る



inserted by FC2 system