リコとみらいの一緒にお風呂!


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「――あの! 一緒にお風呂入りませんか?」

 元気な笑顔で、朝日奈みらいがキラキラと瞳を輝かせているのは、補習授業二つ目の課題をクリアしたその夜である。
 その日は少し喧嘩していた。
 お湯を沸かす魔法という課題で、リコが一人頑張る横で、みらいは他のみんなと押しくら饅頭なんてことを始める。人が真面目にやっているのに嫌だったし、それでいってみらいは一発で魔法をこなすから、それでムッときたリコは、ずっとみらいに対して腹を立てていた。
 けれどみらいにはみらいなりの気持ちがあって、リコもみらいの魔法成功が羨ましかった気持ちを打ち明けて――。
 だからまあ、そんな喧嘩も終わって……。
 その日は初めて名前を呼んだことで、みらいはとても大喜び――未だにはしゃいでかは知らないが、今夜は風呂にまで誘ってきたというわけだ。
「別にお風呂くらい一人で……」
「駄目かな? リコ!」
 ぐいぐい迫るみらいを相手に、リコは首を横に振れなくなる。
 いや、本当に嫌だったら、リコだってもう少し躊躇うはず。強い意志を持って跳ね除けたり、冷たく切り捨てるような性格などはしていないが、こうも早く折れはしない。
「だ、駄目じゃないけど……」
 しかし、リコは自然と折れていた。
 なんとなく、みらいともう少し仲良くなってみたいような――そんな気が、まあ少しくらいはしないでもなくて……。
 こうなれば、みらいはますます舞い上がる。
「ありがとー! さっそく行こうよ! リコ!」
 すぐさま、みらいはリコの手首を掴んで引っ張った。
「ちょっ、ちょっとみらい! 引っ張らないで!」
 前のめりにこけそうになりながら、そしてリコは浴室へ向かっていく。
「ふんふふーん。お風呂っ、お風呂っ、お風呂っ」
 うきうきしながら、みらいは一枚一枚脱いでいく。
「もう……。はしゃぎすぎよ」
 半ば呆れながら、リコもまたシャツやスカートを脱いでいく。下着だけになり、その下着まで脱いで裸になって、二人は浴室へと入っていった。
「さて、お背中流しましょうか?」
「いや、いい」
「そんなこと言わないでさー」
「いいってばぁ……」
「お願いリコ! もっとリコと仲良くしたいの!」
「私と仲良く……うーん……」
 そう言われると弱い気がしてリコは悩む。
 結局、流してもらうことにした。
 椅子に座ると、
「……ひっ! 素手?」
 泡をたっぷりと乗せた両手に触れられ、リコはびくんと背中を反らした。
「その方がいいと思いまして」
「いや、なんでよ!」
「いいからいいから! ね?」
「うー……しょうがないわねぇ……」
 みらいの手の平を受け入れれば、まずは両肩に泡が塗られる。ナメクジのようにゆったりと流れ落ちていく白い固まりは、背骨のラインに沿って下へ下へと、椅子の上で潰れる小尻にまで到達した。
 肩甲骨をぐるぐると両手が這う。
 背中全体を撫でたみらいは、さらに腰のくびれにまで泡を塗りたくり、リコの背面はすっかり泡にまみれていた。
 そして――。
 ギュッ、とみらいは抱きつく。
「おーしくーらまーんじゅっ!」
 腹にまわされた腕が、しっかりとリコを締めつける。膨らみかけの胸が背中にぶつかり、押し付けられた身体が上下に動く。乳房がスポンジ代わりとなって、滑りよく柔らかに動いているのに、顔を赤らめたリコは身を硬くした。
「ちょっとぉ……!」
「えへへ! リコもやろうよ!」
「えぇ……」
 今度はみらいが椅子に座って、リコが石鹸の泡を作って両手にすくう。たどたどしい手つきで背中に触れ、リコはみらいの背中を洗い始めた。まんべんなく白い泡を塗り広げ、やがてみらいは言ってくる。
「リコもぎゅーって」
「わかったわよ。仕方ないわね」
 リコもまた身体を押し付け、乳房をスポンジ代わりのように上下にすり当てる。
「お、おーしくーらまーんじゅっ!」
「おーされーてなーくな!」
「おーしくーらまーんじゅっ!」
「おーされーてなーくな!」

 ――完。




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