リコの補習授業


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 魔法学校に通うリコは、校舎内の廊下を通って一人の教師の個室へ向かう。扉を叩いてノックの返事を聞き、その部屋へ踏み入るなり、内心顔を顰めるのだった。
「やあ、待っていたよ。リコちゃん。今日もよろしくね?」
「……はい。キモ太先生」
 驚くほどに容姿の醜いキモ太は、嫌味でもなく冗談でもなく、本当にモンスターと見間違えかねない顔つきだ。浅黒い肌の頬は丸々と膨らんで、分厚い唇は脂っこい。肥え太った腹がTシャツを内側から膨らませ、大きな出ベソが露出している。
 そんなキモ太が、大胆に足を左右に広げながら、椅子にふんぞり返っている。
 リコは床に膝をつき、ベルトに手をかけては金具を外し、チャックを下げて悪臭のする一物を取り出した。
 リコは成績が悪い。
 勉強では学年一位なのだが、実技で点数が取れないため、一つでも落とせば留年決定という厳しい補習課題を強いられている。
 それだけなら良かったが、リコの点数不足を補填するには、それだけでは済まないらしい。

 ――リコちゃんが退学にならないように、ボクが他の先生達に掛け合ってあげるよ。
 ――その代わり、わかるね?

 定期的な奉仕を課題とされ、今日もリコは肉棒を握る。
(学校のため、学校のため……)
 リコは右手を上下に動かし、左手の指先では亀頭鈴口をすりすり撫でる。手つきだけなら、愛おしくて仕方のないものを可愛がっているようではあるが、その顔に愛情や優しさなど浮かんでいない。
 リコの頭にあるのはただ、退学回避や進学についでだけだった。
(こんなことをしないと、私はやっていけないんだ)
 今日、言われた。
 朝日奈みらいが初めて魔法の授業を受け――まあ補習なのだが、リコと共に紙で出来た蝶を追いかけ捕まえた。課題の一つをクリア出来たのは良かったが、朝から言われた勉強が出来ても実践が駄目ではという言葉は、リコの胸に深々と突き刺さっている。
「箒で飛ぶと落ちちゃうのに、こっちは上手になってきたねぇ?」
「べ、別に落ちてませんし……」
 肉竿に絡む幼い指は、その太さを完全には包めていない。キモ太のものが大きいのか、たった十二歳の手の小ささか。どちらにせよ、人差し指と親指によって出来たリングは、輪になりきらずにC字型となっていた。
 亀頭の先から滲む透明汁は、左手の指先によって塗り広がる。両手を使った刺激は、初めて要求された頃に比べて、既にかなりの経験を積んでいる。
「補習はどうだった?」
「なんとか一つ目は」
「それなら、きっと進学できるよ。ボクへの誠意を忘れなければね」
「……わかってます」
 リコは唇を押し当てて、亀頭の口をキスを交わした。両手とも根元を握り、口紅でも塗っているかのように、閉じ合わさった唇の上を左右に往復させていく。やがて頬張り、亀頭を口内に含んだリコは、舌を丹念に這い回らせた。
 といっても、小さな口では奥までは加えきれない。
「んっ、んふぁ……んちゅるぅ…………」
 鈴口の周りまでしか舐められず、だからそこだけに舌先を強く押し当て、時計回りにぐるぐると刺激を与える。その際、両手が休むことはなく、今度は全体を満遍なく包んで、手での奉仕も続けていた。
(私、落ちこぼれ……)
 自分の置かれるこの状況は、そのまま成績の悪さを証明している気がした。箒で空を飛んでも落ちてしまうから、実践での負け犬ぶりが、こうやって形にされている。そういう気がしてならなかった。
(ここまでしないと、学校に残れないんだ)
 亀頭を包む唇のリングが前後に動き、前に進んではカリ首に引っかかる。唾液を引きずりながら後ろへ行き、亀頭にまんべんなく光沢を残しては、鈴口にキスをしているような状態から再び前へと進んでいく。
 この繰り返し――。
「んちゅ……んちゅぅ……むちゅう…………」
 決して明るいとはいえない表情で、リコは奉仕を続けていき、キモ太は満足そうな顔を浮かべて眺めている。
「ちゅるぅ……んちゅぅ……ちゅちゅぅ…………」
 延々と繰り返した。
 延々と……。
 …………
 ……

「セックス。しようか」
「……はい」

 キモ太の趣味で、リコは片足にパンツを残した状態で、魔法使いの制服も着たままベッドに横たわっている。
「初めてで痛かったら嫌だよねぇ?」
 キモ太は微笑む。
「気持ちいい方がいいよねぇ?」
 そう言って杖を片手に、
「キュアップラパパ」
 魔法をかけた。
 破瓜の痛みがなくなり、むしろ初めてでも気持ちがいい。そんな魔法を受けたリコの股を割り開き、スカートの中身へ肉棒を突き立てる。
「あっ、あぁぁっ……!」
 膣口を大きく広げながら、根元までずっぷりと埋まっていく。
「リコちゃんの処女。ゲットだよ?」
 キモ太は腰振りを開始した。
 まるで自分の肉棒を覚えこませてやりたいように、やけにゆったりとした抜き差しで、刺激に集中させている。
「あッ、あぁぁ……! んぁぁ……!」
 丁寧に突き上げられれば、よく絞り込んだような喘ぎが漏れる。破瓜の血には存分に愛液が混じっており、よく火照ったリコの下半身には甘い痺れが充満していた。

 ずぷぅぅぅ……にゅぷぅぅぅぅ…………。

 ゆっくり、ゆっくり、出し入れしている。
 下品な笑顔のキモ太は、そうやって時間をかけて長々と味わっているのだ。
「うへへへ」
「あふっ、んふぁ……!」
 やがて時間が経つにつれ、キモ太の腰振りペースは徐々に速くなっている。
「あ! んああ あっ、あふぁあ! あぁあ……!」
 リコは快楽に髪を振り乱し、大きく喘いだ。

 ――ドプゥゥ! ドクッ、ドックン!

 温かな精液が子宮に広がる。
 その後の後始末を済ませたリコは、下腹部に残った余韻で内股をガクガクさせながら、今にも転びそうな足取りで部屋を出る。

「私、堕ちてないし……」

 気持ちよかった余韻は、ずっと秘所に残っていた。




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