アカデミア送還後のセレナ調教


目次に戻る

男の使命はセレナの調教にあった。
 スタンダード次元に渡ってから、そこで出会った仲間の影響を受け、アカデミアに反する考えの持ち主となったセレナは、ランサーズに加わりシンクロ次元で行動していた。セルゲイの地縛モンスターに破れたバレットが、散り際にデュエルディスクを操作して、やっとのことでセレナを融合次元へ戻すことに成功したのだ。
 もう二度と、セレナがアカデミアに逆らわないようにしなくてはならない。
 それが男に与えられた役目。
「ふん。こんなことで私が屈すると思うのか」
 余裕といった笑みを浮かべるセレナ。
「この状況で強気とは、さすがはセレナ様です」
 男はセレナを讃えた。
 セレナは今、真新しいベッドシーツの上で拘束してある。パイプ付きのベッドにロープをくくり付けることで、両腕は頭上に封じて、脚もM字に開かせたまま固定している。当然、一糸纏わぬ姿であり、揉むも犯すも自由といった状態だ。
 そして、男はトランクス一枚。
 既に中身は勃起しており、布越しとはいえM字の股に接着させる。秘所にぶつかる肉棒の感触をセレナは如実に感じるはずだ。
「戦士としての風上にも置けない奴め……」
 セレナは静かに男を睨んだ。
「始めますよ? セレナ様」
 男はセレナの胸を揉む。五指を丁寧に躍らせた指圧的なマッサージを施して、パン生地のように捏ねてやると、硬い弾力が男の指に跳ね返る。セレナは顔を横向きに逸らしながらも、何か文句でもあるような眼差しを男に送った。
 触れるか触れないか。優しいフェザータッチで脇の下から腰のくびれにかけてを撫でる。
「ん。くぅ…………」
 セレナはくすぐったそうに身をよじり、しだいに全身を火照らせる。
「乳首が突起なさるのは、あなたがだんだん気持ち良くなられている証拠です」
 男は左右の乳首に人差し指を置き、ボタンでも押すようにゆっくり押し込む。半球形状の乳房の山は、乳首を押された分だけクレーター上に凹んでいき、力を抜いたなら、弾力が男の指を押し返す。
「……黙れ、気持ち良くなどない」
「ではこういうのはどうでしょう」
 男は乳輪をなぞった。硬い乳首の周りをぐるりぐるりと、指先で何周もかけてなぞり込んでいくうちに、セレナは何度か肩を左右にくねらせる。つまんでやれば、声を我慢するべく唇を口内へ丸め込み、引っ張ってみれば眉間に皺を寄せていく。
「感じていますか?」
「馬鹿にするな。くすぐったいだけだ」
 こんなことをされて喘ぐなど、戦士としてはみっともない。あくまでセレナは女としてのメスの表情など見せないつもりでいる。
「いいんですよ? セレナ様。素直に快楽に身を委ねて頂いても……」
「……黙れ」
 ドスの効いた低い声は、さながら猛獣の行う威嚇であるが、M字開脚まで晒した今のセレナの凄味など、男が調教を楽しむスパイスにしかなりえない。
「ではこちらを責めてみましょうか」
 男はセレナの尻を持ち上げる。まんぐり返しの姿勢は全ての恥部が丸見えた。M字の脚の向こう側には、赤面しながら男を睨み返すセレナの顔が、アソコとお尻の穴とセットで視界に映り込む。
 男は縦筋をなぞり始めた。
「くっ、くふぅぅ…………」
 割れ目に沿った指の動きは、セレナの息をしだいに乱す。すぐに濡れるわけではなかったが、触れるか触れないかで人差し指の腹を往復させているうちに、やがてかすかにしっとりとした水分が滲んでいた。
 ねっとりと愛液が増えてくれば、指と秘所のあいだに銀糸のアーチが引く。さらに縦筋の周囲を時計回りに愛撫して、愛液を塗り広げるようにしていくと、セレナはだんだん熱い吐息を漏らし始めた。
「どうです? セレナ様」
「…………んふぁ……はぁ……どうも思わん」
 そうは言っても、セレナの息遣いは疲弊の息切れと似たように荒れており、湯気でも出そうなほどに赤い頬にはしっとりと汗が浮かんでいる。肩も上下に動いており、声を我慢することを何度もしていた。
「この程度の刺激では足りませんか。なるほど」
 男は次に突起した肉芽を指腹で捉え、そっとくすぐるような刺激を加える。
「ぬっ、ううぅぅ…………」
 セレナはぐっと声を堪えた。
「いかがですか?」
「こ、こんなもの……!」
 セレナはみるみるうちに頬を強張らせ、頑として気持ちよさを認めまいとしている。ならば認めさせようと、クリトリスを指でつまむように刺激して、もう片方の手では縦筋の愛撫を続行した。
「どうです?」
「ん……! んん……!」
 歯を食い縛り、鼻息だけを漏らすセレナの目は、反抗的に男を睨み返している。口さえ開けばとっくに喘ぐに間違いないが、そんな淫らな顔を晒すまいと、セレナは抵抗しているのだ。
「挿入してさしあげましょう」
 男は肉棒を突き立てて、ずっぷりと腰を沈める。
「あっ……くぅっ………………!」
 全ての快楽を拒否したいように首を振る。そんなセレナに容赦なく腰を振り、男は優越感たっぷりに堪能する。

 ずぷ――じゅぷ――ぬぷ――ずぷぅ――――。

 抜き差しされる肉棒は、その竿に愛液の光沢を纏ってヌラヌラと輝く。出入りのペースはしだいに速まり、唾液を舌で捏ね潰す汚い音にも似た水音が、クチュクチュと部屋全体に響いている。
「――ん! んんんん! んんんん!」
 決して口を開くことなく、喘ぎ声を漏らさないことだけが、セレナにとっての闘いだった。

 ――私は誇り高き決闘者だ!
 ――こんな快楽になど!

 負けなくない思いで懸命に、どんな快感が襲ってこようと、懸命なまでに喘ぎ声を口内に閉じ込めて、さらには強気な表情も崩さない。

 ――ずぷ! ずぷ! ずぷ! ずぷ! ずぷ!

 セレナは折れない。
 たとえどんなに犯されようとも、辛抱強く快楽を堪え続けていた。




目次に戻る

inserted by FC2 system