タイラー姉妹を犯す少年


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 融合次元のアカデミアでレッド所属の少年にとって、食事や水の差し入れに睡眠薬を混ぜることは難しくなかった。
 過去何人も、何人も――。
 少年は女子生徒に手をつけてきたのだった。
「あら、やだ。丸裸だわ」
 そうして捕らえたグレース・タイラーは、目を覚まして自分の状況に気づくなり、案外ケロりとした表情を浮かべていた。
「とんだ手口にかかったということか」
 どちらかといえば怖い顔立ちにあたるグロリア・タイラーの裸体も、グレースと共に大きなツインベッド横たわり、腰の後ろに両手を拘束してあった。
 それだけではない。
 タイラー姉妹が眠る間中、アソコの穴にピンクローターを入れ、乳首の上にもテープで止めて、三箇所を延々刺激していたのだ。
 既に姉妹の下の口からは、いやらしいヨダレの気配が漂っている。
 部屋に彷徨う香りだけでも、いかに愛液が出ているか、少年にはよくわかった。
「タイラー姉妹。あなた達ほどのデュエリストと、どうしてもヤってみたいと思っていたけど、残念ながら僕の実力ではお二人を倒すのは不可能でね」
 少年が言った途端だ。
「それで卑怯な真似をするなんて、みっともない男ねぇ?」
 グレースはその妖しい微笑みで、いかにも見下しきった表情で、猫なで声によって少年を煽っていた。
「こんなことしか出来ない奴ということだ。どうせテクニックもないだろう」
「それじゃあ満足できそうにないわね? グロリア姉さん」
「ああ、グレース。とても退屈な時間だ」
 しかし、少年は気づいている。
 数時間以上にわたるローターの刺激は、確実にタイラー姉妹の頬を紅潮させ、とっくに身体に火を灯しているのだ。
 そもそも、媚薬も飲ませてある。
 二人の感度は十分に高まっているはずだった。
「退屈はさせないよ。僕の腕にかかればね」
「ふふっ、楽しみ」
 グレースの細い目つきは、これから起こることを本当に楽しみにして見えた。
 少年はピンクローターを取り外し、トロりと愛液をこぼすアソコのまずはどちらから苛めてやろうかと迷った末、ひとまずグロリアの性器を愛撫した。
「グロリア・タイラー。君からだ」
 縦筋に沿って掻き揚げるような手つきでアソコを撫で、同時に平たい膨らみの乳房にも口を近づけ、舌先でくすぐるかのように乳首を舐める。
「ふん。この縛り趣味も含めて、挨拶代わりと受け取ってやろう」
 どちらにしても抵抗できないグロリアは、そんな気すら起こすことなく、むしろ挑発的に愛撫を受け入れていた。
 そして、しばらく――。
 膣口に入り込む指が、愛液を掻き鳴らす水音と、乳に吸い付く口音が部屋に響いて、ほどなく数分が経過した頃だ。
「どう? グロリア姉さん」
 グレースが姉に問いかける。
「こんなことをするくらいだ。さぞかし経験豊富だろうと思ったが、どうやら期待外れらしい」
「どういうことだ?」
「大した腕前じゃないということだ。ブツの太さも含めてな」
 グロリアは少年の技術を貶すどころか、まだ見てもいない肉棒の大きさまで侮辱していた。
「へー……」
 その瞬間、少年に何かのスイッチが入っていた。
 明らかに表情が一変して、たった今までとは比較にならない技巧で責め始めた。
「――ん! んんん!」
 指の腹で膣壁をまさぐる刺激で、グロリアは苦悶していた。
「どうしたの? 大した腕前じゃないんでしょう?」
 まるで指先一つで全てをコントロールしているように、思い通りに腰をくねらせ、喘ぎ声を上げさせる。
「ふ、ふん。少しはやるようだな……」
 それでも、グロリアは相手を挑発しきった顔つきを維持していた。
「余裕そうだねぇ?」
 ならばと、少年は服を脱いで肉棒を見せつける。
「それは……!?」
 さしものグロリアも顔色を変えた。
「どうしたの? これも、大した大きさじゃないんだったよね」
「ま、待て……! そんなものなど――」
 見るからに焦るグロリアへと、亀頭を突き立て腰を沈める。
「はい。挿入」
「くぁあああああ!」
 根元まで埋めた瞬間、悲鳴にも聞こえる喘ぎが上がった。
「姉さん……!」
「ああ、グレースちゃんもよく見ておきなよ。お姉さんのよがり狂う姿をね」
 いかに姉妹といえども、人の喘ぎ散らす姿を見る機会などないだろう。ピストンによって声を荒げるグロリアの乱れぶりに、それを隣から拝むグレースは、驚いているような心配そうな表情で、何も言わずに釘付けとなっていた。
「お姉さんとしても、妹にお手本を見せてあげないとね?」
「――んっ! んむぅう! んああ! あっ、あふぁああ!」
 突き込むたびにグロリアの脚が震え、膝からつま先にかけてもビクっと跳ねる。

 ――ずぷん! じゅむっ、ずにゅっ、じゅぱん!

 今度は肉棒の動きによって、グロリアの肉体はコントロールを奪われていた。
「ぐあっ、ああん!」
 イクのは時間の問題に過ぎなかった。
 睡眠薬で寝ていたあいだにローターで火照らされ、火のついた肉体に油を注ぐような愛撫の連続を受け、今はこうして大胆なストロークが水音を鳴らしている。
「くはっ、んっ、んむぅ! んむぅぅう!」
 グロリアの股には何かが集まっていた。電流じみているような、尿意にも似たような、何かとしか言えない何かがアソコに膨らみ、それが弾ける瞬間だ。

「――あッ! んっ、んぁああああああああああ!」

 グロリアは絶頂していた。
「イったねー。お姉さん」
 疲弊感の中でグロリアが悟る事実はただ一つ。

 ――ベッドではこいつに勝てない……。

 どんなにデュエルが強くても、巨大な快楽を前にグロリアは屈していた。


     ††


 姉が果てれば当然のこと、次はグレースの順番である。
「さあ、グレースちゃん。今度は君がイこうか」
 少年はすぐにグレースの肢体に手を伸ばし、まな板じみた薄い膨らみを揉みしだく。突起した乳首を苛める指先に、グレースはみるみるうちに表情を染め上げていた。
「私もグロリア姉さんのようになるのね?」
 元より妖艶じみた美貌が微笑むと、性など知り尽くした魔女が、逆に少年を誘惑して見えないこともない。
「そうだよ? グレースちゃん」
 姉のよがる姿を見ながら、ずっと自分の順番を待っていたせいだろう。グレースの肉体にはより強い火が点り、少しのタッチでも大きな身悶えを起こしている。
「んぅっ、んふぁ……!」
 左右の指で乳輪をぐるぐるなぞるようにしていると、グレースはどこか喜びめいた表情で喘いでいた。
「楽しんでるね」
「だって、興味が沸いちゃったわ」
「へえ?」
「ねえ、あなた。私をどこまで連れていってくれるのかしら?」
 そんなグレースの秘所に亀頭を当て、膣口に先端を埋めていくと、だんだん挿入されていく肉棒に瞳を輝かせ、興奮しきった息遣いで抵抗無く受け入れた。
「絶頂まで」
 ピストン運動を開始する。
「んぁぁぁぁッ!」
 グレースは大きく喘いだ。
 どこか酔いのまわった顔つきで、にじゅりと音の鳴る槍突きを行うたびに、うっとりと細めた目で悦ぶ。
「あっ、あっふぅ……んふぁ……! あぁあ……!」
「どう? 大した腕前だよねぇ?」
「ええ、す、すごいわぁ……! あっ、ふっ、ふはッ、太さも……!」
 捕らえた肉棒を離すまいとばかりの締めつけが、膣壁による猛烈な圧力となり、狭すぎるほどの穴の口幅を出入りすることとなる。
「キスしようか」
 少年はグレースの唇を奪った。
「んぶ……!」
 少し驚く顔をするだけで、グレースは何の抵抗もなく舌を受け入れ、それどころか自分自身の舌を差し出してくる。二つの舌が絡み合うようにして、少年がグレースの口内を貪りながら、乳房にも手を這わせて揉みしだく。
 舌先でつつき合い、お互いの唾液を舐め合っていると、グレースの舌は少年の舌を掻き寄せるようにして、舌の長さの限界まで口内へ引き入れる。
「ふっ、ふぅ――」
 口を塞ぐあいだに出る音は、喘ぎ声の変わりに荒い鼻息だ。
 息苦しくなってきて、やっと息継ぎのために口を離すと、二つの舌先のあいだに唾液で出来た太い糸が引いていた。
「あぁぁ……」
 キスをやめれば、そこにあるのは何かを求めてやまない切ない顔だ。
「イキたい?」
 と、少年は問いかける。
「イキたいわ」
「なら、そろそろイかせてあげるよ」
「ふふっ、楽しみ」
 グレースの妖しい笑みは、すぐに快感で崩れ果て、ただ絶叫じみた喘ぎ声を漏らすばかりの器官と化す。
「アァァ! あっ! あふぅ! あッ、あん!」
 あとは獣じみたピストンで快楽を貪るだけだった。

 ――じゅぷっ! ずぷ! じゅむ! じゅにゅ!

 そんな水音は喘ぎ声にかき消され、もうグレースの声しか聞こえはしない。髪を激しく左右に振り、大胆に腰をくねらせている姿は、ただの乱れきった女であった。
 そして、一分とかからなかった。

「――あふぁあああ! ああ! あああんッ!」

 グレースの絶頂。
 全身をビクつかせた身体から、にゅぷっと肉棒を引き抜くと、もう起きることすらできない疲弊感を表情から漂わせていた。

     ***

 それから――

「我々の用件はわかっているな?」
「エクシーズ次元での戦いから、未だ私達は戦場に出ていないわ」
「暇をもてあましてばかりでは味気ない」
「色気のある遊びをしましょう?」

 それはプロフェッサーがタイラー姉妹を呼び出して、ランサーズ打倒の目的で二人を再びエクシーズ次元に送り込むより前のこと。
 しばし実戦の舞台を離れることとなった姉妹は、ハンティングゲームの楽しさを味わった手前からして、とても退屈な日々を送っていた。
 暇つぶしの余興として、その相手に少年が選ばれたのだ。

「いいよ? 弄んであげる」

「うっふ。楽しみね? 姉さん」
「ああ、今夜も闘気を養えそうだ」




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