星杯の兄妹イチャイチャH

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 星杯を戴く巫女の秘めたる神通力は、森の守護竜が懐く程のものであるが、普段は兄と幼馴染を大切に想う、心優しい少女の顔を見せる。
「お帰りなさい。お兄様」
 温かいスープで兄の帰りを迎えてやり、同じテーブルで食事を共にすることが、星杯巫女には何よりの楽しみだ。
 ではその兄。
 星杯に誘われし者は、機怪との戦いに明け暮れる青年。森の周辺に生息する機怪蟲が突然凶暴化した際にも、一歩も引かずに結界への侵入を防ぎ続けた。常に先陣を駆けるその雄姿は森の民を奮い立たせるが、本人はたった一人の妹を守る為だけにその槍を振るっている。
 妹を守りたい兄、星杯誘者。
 兄を大切に想う星杯巫女。
 二人はいつしか両思いの男女でもあった。
「食べ終わったら、俺の部屋に来てくれ」
 と、兄の言葉。
 何のために呼び出すのかはわかっている。
「はい。先に体を洗ってきますね。お兄様」
「待ってるからな」
 食後の二人はテーブルの席からそれぞれの場へと離れていき、兄は自室に、妹は浴室へと進んでいく。
 これから、この体はできるだけ清らかでなくてはいけない。
 純粋な兄への心から、星杯巫女は丹念に湯で洗い、秘密の部分にかけても垢などないように清潔にして、それから兄の部屋へ向かった。
「待っていたぞ? 妹よ」
 楽しみでたまらないかのような表情で、早速のように服を脱ぎ出す星杯誘者に、星杯巫女は少しばかり赤らんだ。
 逞しい筋肉で仕上げられ、ところどころに凹凸のできた戦士らしい二の腕や胸板に、腹筋のフォルムが目を奪う。
 それに、何よりも男の象徴だ。
「お兄様ってば……」
 張りのある剛直が、何よりも星杯巫女の顔を真紅に染め上げていた。
「どうした? 顔が赤いぞ」
「だって、凄く大きくて……」
 それに布一枚だけで裸体をくるんで、全てを差し出す準備は整えてある。兄との関係はもう何度目か。少しは慣れているつもりだけれど、始まる前の緊張感といい、とても立派で凄味のある一物といい、何も知らないウブな乙女の心がこういう時ばかりに蘇る。
「さあさあ、早くこっちへ」
 兄に招かれベッドの上へと、すると星杯誘者は立ち上がり、腕組みをした直立姿勢で妹にペニスを突きつける。
「ひやっ、お兄様……」
 正座の膝をベッドシーツに沈めた星杯巫女と、立ち姿勢でいる星杯誘者の腰の高さが一致していて、ふとましい剛直は文字通りに目と鼻の先である。
 破裂寸前のような膨らみから、皮に血管を浮き上げて、少しばかり反り返っているので亀頭は若干上向きだ。根元には毛むくじゃらの黒い茂みが、その下には玉袋があり、星杯巫女は期待と緊張の表情で鈴口に釘付けとなっていた。
「さあ、早くお兄ちゃんを慰めておくれ」
「はい」
 優しい白い手の平で、両手で肉棒を包んでやると、可愛がるかのように上下にさすり、まんべんなく撫で回す。
「今日も機怪蟲がたくさんいたよ。ま、結界は破らせないけどな」
「お兄様はお強いですから、いつも安心して帰りを待たせて頂いています」
 人差し指の腹を使って、亀頭をよしよしといった具合に撫でてやる。もう一方の手では、絡めるように巻きつけた指に強弱をつけ、指圧によって肉棒を揉んでいた。
「ああ、このために戦っているようなもんさ」
「せっかくお兄様の雄姿で民が奮い立っているのですよ? このためだなんて知れてしまったら、お兄様ってば絶対にガッカリされちゃいますからね?」
「そりゃな。わかっているけど、やっぱりお前のことが大事だからな」
 星杯誘者が大きな手の平で頭を撫で、優しい手つきが髪の根元の頭皮を撫でる。その心地よさに星杯巫女は目を細めた。
「私も、お兄様が大好きです」
 ちゅっ、と。
 鈴口にキスをしてから、肉棒を手でしごく。
「うんうん。やっぱり妹はいいなぁ」
「いーっぱい、気持ちよくなって下さいね?」
 手が活発にそれをしごいた。
 手首のしなりを帯びて前後に動く右腕と、手の平の中央を使って亀頭をすりすりと摩擦している左手で、喜んでくれる兄に嬉しくなって奉仕している。
 手だけでしばらくの時間が経つ。
「あむぅっ」
 小さな口を大きく開き、太い肉棒を咥える星杯巫女は、顎に負担を感じながらも、舌をべったりと当てるようにと頭を動かす。
「ふじゅっ、つじゅっ、ちゅるぅぅ……」
 カウパーの味がわかって、兄が喜ぶ証拠に心が踊る。
 もっと気持ちよくなって欲しくて、射精だってして欲しくて、星杯巫女は心を込めた口技で兄を導く。
 数分かけて、精を解き放つに至った星杯誘者は、妹の頭を手で押さえ、逃がさないようにして白濁を流し込む。しかし、押えたりなんてしなくとも、初めから飲む気でいた星杯巫女は、唇に力を込め、ぎゅっとこぼさないように締め上げた。
 全てが出された肉棒から口を離すと、星杯巫女は喉を鳴らして精液を腹に収めた。
「どうでしたか? お兄様」
「凄くよかった。ありがとうな」
 よしよしと、可愛がるように頭を撫でる兄の手は、やっぱり星杯巫女には心地よい。
「どういたしまして」
 子供のように喜んで、星杯巫女は無邪気に笑った。
「じゃあ、次は俺の番だな」
「……はい」
 急に照れくさいような恥ずかしいような、緊張感を帯びた表情で、どこか静かに星杯巫女は仰向けに横たわる。
「今度は俺が妹に奉仕する番だ」
「ちょっとだけ、楽しみ……」
「ちょっとだけ?」
「あ、当たり前です! ちょっとに決まってます。私、そんなにエッチじゃありませんから」
「どうかな。じっくりと確かめてやるよ」
 プレゼントを楽しみに開くかのように、星杯誘者は妹の裸体を包むたった一枚だけの布を外した。
 さほど膨らみがない、けれど単なる板というわけでもない。
 ――ちっぱい。
 極上の貧乳は幼さを醸し出し、可憐な乳首をそえたほんのわずかな膨らみは、禁断の甘い香りを漂わせて見えた。
「恥ずかしい……です……」
 隠したいかのように、クネクネと腰と手足を動かして、恥じらう顔の星杯巫女は耳まで朱色に染めて目を伏せる。
「恥ずかしいか?」
「……はい」
「だけど、ぜーんぶ見るからな? 隠しちゃ駄目だぞ?」
「意地悪です。お兄様……」
 全身視姦を宣言された妹は、もう染める部分が残っていない赤面顔の色を濃くして、チラチラと横に目を背けたり、顔を逸らしたり、だけどやっぱり兄の顔や逞しい筋肉の体を見て、またどこかへ視線を逸らす。
 そんな風にしている星杯巫女の頬を両手でそっと、優しく包んで、まずはとろけるような甘いキスから始めていた。
 ちゅっ、と。
 唇の触れ合う時間に十秒以上はかけてから、その唇を離していくが合図のように、星杯誘者は妹の胸を視姦する。
「うーん。前より一ミリは大きくなったかな?」
 右も左も交互に眺め、星杯誘者は目だけを使って乳房を撫で回す。
「も、申し訳ありませんねっ。小さくて……」
「まあまあ、お前の体であることが大切なんだ。それに小さくたって可愛いじゃないか」
「そう……でしょうか……」
「可愛いんだよ。お前の胸なんだから」
 何の偽りもない、本心からの断言だ。
 好きなだけ目に焼きつけ、何秒も胸ばかりを視姦していた兄は、やがて次の場所を見るために姿勢を変えた。
 兄は妹の脚に手をやって、左右に割るように開かせる。
「やぁ…………!」
 腰を持ち上げ、天井に向けてM字に開いてみせるようなポーズはまんぐり返しだ。尻さえも高らかで、アソコばかりか肛門だって丸見えだ。
「よーし、いい景色だ。どっちの穴も可愛いぞ?」
「うっ、お、お尻の穴まで見るなんて……」
「アソコはほら、すごく綺麗な形に閉じ合わさっているし、お尻の穴もよく清潔にしてあっていい色合いだ。微妙にピンクっぽいのかな?」
「意地悪です……! 意地悪ですっ、お兄様……!」
「中身もよーく観察してあげよう」
 指によってアソコが開き、桜か桃色に近い肉ヒダが、兄の視線を使った愛撫の対象として晒される。
「うううっ、見ないで下さい…………」
「ふふ、大切な妹の体だ。それにここに挿入するんだから、どうなっているのかよく見て知っておかないと」
 星杯誘者は膣口のあたりをつつく。
「ひっ」
 星杯巫女は刺激で腰をビクっと振るわせた。
「おや? もうこんなに愛しのハチミツが」
 膣口から指を離すと、粘液が糸を引く。
「言わないで……」
 切なく恥じらう星杯巫女は、次に全身を撫で回された。
 鎖骨をそっと、腰のくびれに腹のまわりも、太ももから尻の肌も、手の平がくまなく這ってまわるうち、蠢く指は乳房の上に到着する。撫でるように揉む指の動きが、そのうちに乳首を重点的に刺激して、星杯巫女の息遣いは時を追うごとに乱れていた。
 最初はほのかな興奮から、しだいにもっと湿気を帯びた熱い吐息を漏らし始めて、時折髪を振り乱すまでに高まっていく。
 そこまでスイッチが入ってから、改めて秘密の部分に触れられると。
「ひゃっ!」
 もっと可愛い声が出て、星杯誘者は満足そうな顔を浮かべた。
「エッチな妹だ」
「違います! 今のは、お兄様が……」
「おやおや、人のせいにするイケナイ妹にはお仕置きだな」
 活発な指の動きが秘所を攻め立て、腰が浮き上がるまでに星杯巫女は乱れていった。
「はひっ、ああっ、だ、だめです……! あぁぁ……!」
「どうしたどうした? どんどんエッチになってるぞ?」
「ち、ちがいますってば……! あぁっ、あんん…………!」
「説得力のない妹だなぁ?」
 くすぐるような五指の蠢きは、割れ目に沿ったり、周りを撫でたり、クリトリスの愛撫までして刺激を与え、やがて一本の指が入り込む。中身をほじくる卑猥な手首のスナップが、さらに妹を乱していった。
「ああ……あっ、ふぁっ、ふはぁぁ……! あぁっ、あああぁぁ……!」
 より髪を振り乱し、腰がビクっと浮くことも増え、そうでなくとも両手でよがる。切ないかのように脚が開閉して、指の出入りに加えてクリトリスへの集中攻めまで増えた時には、もっと甘い声を上げていた。
「あうぅぅう……! お兄様ぁぁ……!」
「どうだ? 気持ちいいか?」
「そんな……ことぉ……!」
「じゃあ、気持ち悪いか?」
「いえ……! き、気持ちいい……です…………」
 観念しきって認める星杯巫女は、そう言わされたことで涙ぐみ、意地悪な兄をむっとした表情で睨み返した。
 頬のぷっくり膨らんで、とても可愛い怒り顔で。
「気持ちいいんだなぁ? エッチな妹よ」
「本当に意地悪……」
「そろそろ、何かが欲しいんじゃないか?」
 と、そう問いかけた途端だ。
 一瞬だけ、うっ、と微かな声を上げ、期待したかのような表情を浮かべた星杯巫女は、すぐにムっとして唇を引き締めた顔に立ち戻る。
「私は別にですね。何かを入れたいのはお兄様の方だと思います」
「ふーん? じゃあ、このまま終わる」
「うぅぅ……」
「そうだな。何かを挿入して欲しかったら、相応しいポーズを取ることで求めてご覧?」
「この意地悪意地悪……本当の本当に意地悪です……!」
 そう言い返す星杯巫女だが、兄は一切の愛撫をやめ、ニヤニヤとした表情で妹を眺めるばかりになる。自分から求めてみせなければ、もう何もしないぞという、あからさまなメッセージを受け取って、星杯巫女は観念するしかないのだった。
 愛し合いたい。
 これで終わらされてしまったら、高まっているこの肉体は、もう自分自身で慰めたってどうにもならない。
 挿入してもらうしかない状態で、求めなければ入れてはもらえない。
 観念するしか、妹には選択肢がない。
 だから、星杯巫女はゆっくりと静かに脚を開いていく。自らポーズを取るなんて、恥ずかしいことこの上なくて、もうこれ以上は色が変わりようがないほどに、限界まで赤面濃度は高まっていた。
「こ、こ、こうして欲しかったのですよねっ。お兄様ってば、もう本当に……! お望み通りにしたんですから――その……早く…………」
「そうだな。入れてあげないとなぁ?」
 星杯誘者はそう言いながら、挿入するのではなく、割れ目に沿わせる形で肉棒を置いた。
「うっ、あぁ……」
 欲しいものが、位置口のすぐそこにある。
 それほど赤面していながら、恥じらう気持ちを残しながらも、星杯巫女は本当に期待に満ちた表情を浮かべていた。
 プレゼントを貰える直前の子供のようで、だけど受け取るものはソレだから、欲しがってしまう自分のことが何だか気恥ずかしい。欲しがっていますとアピールさせられ、入れて欲しい気持ちが兄に対して駄々漏れで、あらゆる意味で心がブルブルと震えていた。
「ほーら、お兄ちゃんが入りたがっているぞぉ? お兄ちゃんに扉を開けてごらん?」
 そこまで妹を苛めておいて、星杯誘者がすることは、亀頭から出る透明汁を割れ目に塗りつけることだった。
「うぅぅ……」
「ほーら、ほらほら」
 もう本当に、完全に観念しきった顔で星杯巫女は、まぶたをギュっと閉ざして表情筋を震わせながら、結んだ唇のまわりまでブルブルと揺らしながら、自ら割れ目の扉を開く。
 そして――。
 
 ずにゅぅぅぅぅぅぅぅぅ――。

 まさに挿入が始まったことを、位置口から奥を目指して進み始めたことを教えるように、緩やかに肉棒が収まっていく。
「これで欲しかったものが根元まですっぽりだな」
「…………意地悪です」
「わかったわかった。一緒に気持ちよくなろうな」
「…………はい」
 どこか不機嫌を装った妹の返事は、それなら今までの意地悪を許してあげなくもないという、少しばかりツンとしたものだった。
「よし、いくぞっ」
 星杯誘者の腰が動き出す。
「あぁぁ……!」
 ピストンの開始に目を見開き、星杯巫女は肺の空気を使い切るほどに大きく喘いだ。高すぎる喘ぎ声で、なんと息を切らして苦しくなり、やれやれとばかりに星杯誘者は一時的に腰の動きを停止した。
 もちろん抜くわけがなく、根元まで埋まっているまま妹の頭を撫でて可愛がる。
「あーあー。そんなに良かったか?」
「お兄様のが大きすぎるから……」
 文句のありそうな細い眼差しを向ける星杯巫女。
 それを見て、ニヤっとした兄は、ほんの少しだけ揺さぶるように腰を動かす。
「ほれ」
「ひっ!」
「ほれほれ」
「あっ! うっ!」
 こうして繋がりが保たれている限り、腰使いだけで妹を鳴かせてやれる。生殺与奪とうわけではないが、好きなタイミングでビクっと感じさせてやれる権利を握り、実際にワンピストン、ツーピストンしてみせることで、その事実を教え込んだのだ。
「むー……」
 そういう意地悪をされたことにより、妹はますます文句のありそうな視線になる。
「気持ちいいんだろう?」
「もう、怒っていいですか?」
「いいけど、俺が圧倒的に有利だよ?」
「……うぅぅぅ。あとで承知しませんよ? 神通力を使ってお兄様に仕返しします」
「それは怖いな」
 今度は星杯誘者の方が観念して、妹の機嫌を取るために頭を撫でる。唇にキスをして、頬もうなじも撫でる愛撫で可愛がり、そこまでされたら仕方がないと、ふぅー、っと吐き出して、仕方ないですね。と、声には出ないが、そんな表情が兄へと返された。
 改めて、星杯誘者は言葉を出す。
「愛してるからな」
 あまりにも照れくさそうに言い出す兄なので、妹はそれにちょっと笑って、だけど自分でも照れくさそうに同じ言葉を返してやる。
「私もお兄様を愛しています」
 またしてもキス。
 それが合図のようにピストンが再開され、今度は緩やかな腰の動きで、星杯巫女の下半身をとろけさせていく。
 二人は見詰め合っていた。
 じっと、言葉はなく、目と目で愛を語り合う。
 いつしか兄妹の両手はお互いの体を触り合い、星杯誘者は乳房のところを、星杯巫女は腹筋や胸板を手の平でよく味わう。
「お兄様ぁ……! あぁっ、いいです……!」
「俺も、俺もだぞ! 妹よ……!」
 求め合う二人の興奮が、高まるにつれてピストンのペースは上がり、星杯巫女の気持ちと共に喘ぎ声も上がっていった。
「あっ! あ! はっ、んぁっ、んはぁっ、ううぁぁ! あぁぁ……!」
「いいぞ! 俺も――いい! 気持ちいい! 凄くいい!」
「はっ、あっ! あん! ああん!」
 それは激しい貪り合いへと発展した。
 お互いの存在を求めてやまない、好きで好きでたまらないから、愛情が燃料となって腰が小刻みに動いている。愛されていることが嬉しすぎて、嬉しいだけで心が天国にでも飛びかねないから、途方もない刺激で全身が何度も何度も反り返り、自分でもどんな風に喘ぎ散らしているのかわからない。
 途中からはもう完全に夢中だった。
 お互いを求める。
 それ以外のことに関して頭の中は真っ白で、兄妹の目には相手の存在しか映っていない。そのうちに射精に至り、星杯巫女の全身を穢したというのに勃起はやまず、それと同時に妹も絶頂したが、本人達は自分がどれだけしたのか覚えていない。
 あまりにも夢中すぎて、三回も挿入したことを兄自身がわかっていなかった。
 そして、それは星杯巫女も同じだった。
 
      ***
 
「……何回、しちゃったんだろうな」
「わかりませんよ。もう、お兄様は豪快すぎです」
「けど、お前も楽しんだだろ?」
「それは……少しだけ……」
「本当に少しか? あんなに乱れたのに?」
「本当に少しですから! もう、勘弁して下さいよ」

 やっと興奮が鎮まって、飛び散った精液を拭き取るなど、後始末も済んでの二人は、改めて同じベッドの布団に潜り、それでもお互いの裸体を触り合っていた。
 逞しい二の腕、逞しい胸板。
 兄の筋肉を手の平で確かめている妹と、星杯巫女の尻に手をやる星杯誘者。
「本当に逞しい……」
 うっとりを通り越し、関心さえしてみせる星杯巫女の言う逞しさは、よもや四回目の挿入さえ求める勃起が自分の体にぶつかってくることに対してだった。
「だってな。俺だぞ?」
「……ですね」
「まあ、妹に無理はさせられんが」
「あんなにしておいて、よく言えますね。全く……」
「でも疲れてないか?」
「私は平気です」
「なんて言うと、本当にまた始まるぞ?」
「構いません。だってお兄様ですから、仕方ありませんもの」
 こうして始まる四回目が、よもや五回目にまで至るなど、挿入直前の二人自身にさえわかりはしない。

 しかし、全てのことが終わった二人は、心から愛し合い、抱き合いながら眠りについた。
 




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