財前葵に催眠を


目次に戻る

 制服のブレザーの下にはスクールセーターに袖を通した財前葵は、丈を短くしたスカートから太ももを露出している。ショーツが見え隠れするまで、一体あと何センチといった際どさであろうか。
「スカートをたくし上げなさい」
「……はい」
 機械のように心を持たず応じた葵は、自分のスカート丈を両手に握り、特に躊躇うことなく持ち上げていた。
 花柄入りのブルーショーツ。
 鮮やかな青色をベースとして、その上にダークブルーの薔薇を縫い込んだ大人風味の下着が、乙女の花園をクロッチの内側に包んでいる。
「うーん。なるほねぇ?」
 男は手を伸ばした。
 指先でショーツに触れ、布地の向こう側にある性器のワレメをなぞる。そんなことをしても葵の目に光はなく、無反応のままたくし上げを意地している。命令解除をしない限り、葵はいつまでもそうしているわけだろう。
「感度は高めに設定してあるから、濡れてくるのも早いよね」
 皮膚感覚に意識をやると、既に湿気の気配が指の腹に伝わっている。どんなに無反応な葵でも、呼吸だけは荒くなり、熱っぽい吐息を深く吐き出す。肩を上下に動かして、ついには糸が引くほどまでに濡れていた。
 男が葵に催眠をかけているのは言うまでもない。
 そして、教師という立場でその力を手にしていれば、呼び出す口実はどうとでもなる。あとは二人だけの状況を作って、こうして人形にしてやるだけだ。
 教師はベルトの金具を外し始める。
 一物を解き放つと、硬い穂先は天に向かってそそり立っていた。
「そうだな。俺のデスクをベッド代わりにしていいから、仰向けになってパンツを脱ぐ。脱いだものは片足、太ももに通したままにして、あとはM字開脚だ」
 人格のない人形の状態なので、こうした命令は細かくする必要があるのは面倒だが、葵は指示通りに動くロボットとしてすぐに下着を脱いでいた。
 目の前で女子高生の股が開かれる。
 男はすぐに挿入した。
「ははっ、いい具合だ。これで何回目だったかな。だいぶ馴染んできたんじゃないか?」
 弓なりに腰を振り、男はデッキのカードを拝見した。
 催眠中の葵に質問すれば、デュエルはやるか、VR空間のアカウントは持っているか。どんなことにも答えるから、ネットの世界ではブルーエンジェルを名乗り、トリックスターのカードを操ることも知っている。
「効果ダメージで削り取る戦法か? 悪夢の拷問部屋じゃあるまいし」
細やかに槍突きの連続を繰り出して、衣服の上から胸を揉む。ブレザーにセーターにワイシャツまで介した小ぶりの感触が、教師の手の平によく馴染んだ。
「それじゃあ出すけど、いいよね? 別に」
「はい」
「それでは遠慮なく」
 教師は生徒の中に解き放つ。
 そして、ことが終わってからこの男は、学校の窓から校庭を見下ろして、何事もなかったように下校していく後姿を見送った。
 次はいつしようかな。
 などと、考えながら……。




目次に戻る



inserted by FC2 system