お尻の診察談


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 お風呂で体を洗っていたとき、私はお尻にしこりがあるのに気づきました。
 揉んでみるとお肉の内側に何か固まりでも埋まっているような感じがして、気になって確認してみることにしました。お風呂を出るとすぐに部屋へ戻って、等身大の鏡の前でパジャマのズボンを下ろします。お尻を突き出し、後ろを頑張って確認してみましたが、見た面には変わりありません。
 しかし、触ってみると確かにしこりはあるのです。
 ちょっと恥ずかしいから悩んでいましたが、やっぱり病気だったら大変です。
 私は思い切って病院を訪れてみました。
「しこりですか。じゃあ、ちょっと触診させてもらえますか?」
 案の定、触診ということになりました。
 でも、自分で決めて覚悟していたので、少しばかり我慢して診察を受けることにします。指示通りに診察台にうつ伏せになると、お医者さんが私のスカートを捲り上げます。すぐにパンツもずり下げて、私のお尻は丸見えになりました。
「なるほど確かにしこりっぽいですね」
 お医者さんは私のお尻をじっくりと揉み、感触を確かめ始めます。尻たぶの色んな位置をつまむようにしながらしこりを探り、見つけるとその部分を重点的にマッサージしてきます。
 それでなくともドキドキするのですが、指が肛門の近くまで来た時はもう心臓が爆発しそうでした。
 診察の結果、それは脂肪が固まってできたものらしく、病気の心配はないとのことです。
 気になるなら手術で切除できるけれど、どうでもよければ放置でもかまわないとか。
 病気じゃないのは良かったのですが、それはそれで恥ずかしい思いまでして診察を受けたのに損した気分でした。







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